『赤めだか』 立川談春 著 扶桑社

落語家、立川談春が、談志の弟子として入門し、前座、二つ目を経て真打に昇進するまでのエッセイ。
講談社エッセイ賞を受賞しただけあって、本当に面白くて、一気に読んじゃいました!きっちりした文章で、なおかつ面白い♪
赤めだか赤めだか
読んでいて思ったのは、
「この人、きっとA型だよね・・・・・」

談志の無理難題に振り回され、マイペース過ぎる兄弟弟子達にイライラさせられる彼に、親近感を覚えた私(笑)。
そんな談春さん、『水曜どうでしょう』の嬉野さんともダブって見えます(^^;
嬉野さんは、B型ばかりのどうでしょう班の中で、唯一のA型なんですよね。でも、この人は、振り回されているように見えるけど、実は一番頑固なのよね(笑)。

それから
「出会ってしまったんだなぁ・・・・・運命の人に」

談春だけじゃなく、立川流の弟子達全員が、談志という、愛して止まない天才に出会ってしまった。幸か不幸か、それが全ての苦労の始まり(笑)・・・・・いや、きっと、シアワセなことなんです。
談春も、談志に認めて欲しくて頑張るけど、些細なことで、師匠の機嫌を損ねて以来、無視されてしまう。まだ十代だった彼は、グレて博打(!)に明け暮れる毎日に。それでも頭の中は、落語と師匠のことでいっぱい・・・・・なんだか談志が悪女に思えてくるから不思議(^^;;;

でも、談志が、とても談春のことを気にかけていたことが、そこかしこから伝わってきます。

そして、
「弟子のネタになるようじゃなきゃ、師匠は務まらない!」

談志って、荒っぽいイメージがありますが、本質は、繊細で脆いんですよね。ちょっとしたことで傷ついちゃうし。

落語協会を飛び出したのだって、不器用だったから、ああいう形になっちゃったんだと思います。師匠の小さんが大好きだったのに。師匠とも、結局、和解できなかったんですね・・・・・談春が二つ目に昇進するとき、孫の花緑を通じて二人を引き合わせようとしたんですが、小さん側に拒否されてしまったようです。

実は私、談春の落語、まだ聴いたことが無いんです。だって、チケットが取れないんですもの!
独演会は、あっという間にソールドアウトになっちゃうし、対バンも、有名どころと組む場合が多いから、なかなか手に入らない。立川流は、寄席に出られないしね。

彼の『紺屋高尾』、聴いてみたいですねぇ(^^)

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by june_h | 2009-09-30 20:28 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)