「ネトゲ廃人」 芦﨑治 著 リーダーズノート

オンラインゲーム(ネットゲーム)依存症になり、実生活が破綻してしまった人達のルポ。

文字通り「寝食を忘れて」三日間ぶっ通しでゲームをやり過ぎて身体を壊した人。
レアアイテムを揃えるために、数百万円の借金をした人。
仕事も家事もそっちのけでゲームに向かい、家庭や友人関係が崩壊した人。
ゲーム依存に加えて、ゲームで知り合った人と恋愛依存になった人。
ハマり方、壊れ方は、人それぞれ。

まあ、その気持ち、わからないでもない。私もハマりやすい性格なので(^^;
家に引きこもっていたとき、「大泉さん、大泉さん・・・・・」とうわごとのように呟きながら『水曜どうでしょう』のDVDを、1日12時間くらい見ていましたから(^^;;;

読んでいて思ったのは、
「ゲームを取り上げれば済むって問題じゃないな」
ってこと。
どの人も、ゲーム自体が問題なんじゃなくて、家族とコミュニケーション不全でゲームしか拠り所が無いとか、学校でいじめられて現実逃避とか、異常に負けず嫌いな性格とか、原因は別にある。

出会ったのが、酒でもギャンブルでもなく、たまたまゲームだったってだけで、ゲームじゃなくても、他の何かにハマっていたんじゃないだろうか。

ただ、オンラインゲームの場合は、酒や薬物などの身体的な快楽よりも、社会的な満足が伴っている場合が多い。ゲームに強くなればモテるし、誰かを助ければ感謝される・・・・・みたいな。仲良くなりやすいが、その分、離れるのも早かったりする。

オンラインゲーム「先進国」の韓国は、もっと深刻。

韓国には、プロのゲーマーがいて、皆の憧れの職業だったりする。
また、昨今の不況やIMF通貨危機なんかの影響で、共働きの家庭が多いので、子供はゲームにのめりこみやすく、大人にとってもお金がかからないオンラインゲームは、都合のいい娯楽になっている。

その結果、韓国のオンラインゲーム依存症は、100万人にのぼるとまで言われており、依存症を矯正するための国家的プロジェクトも始まった。

矯正キャンプでは、3度の食事と規則正しい睡眠で、まず、基本的な生活習慣を身につけさせる。
寂しさからゲーム依存になった子供には「寂しい思いをさせてすまない」と、親に手紙を書かせる。これが結構、効くらしい。

ゲームにハマっていた彼らは、口を揃えて言う。
「とにかく、時間を浪費した」
と。
同じ時間で、たくさん勉強できたし、お金もいっぱい稼げたはず。でも、ゲームに夢中だったときは、そんなこと気付かなかった。

でも、ある日ふと気付く・・・・・なんでこんなことやってるんだろう。

ゲーム内の人間関係に疲れたとき。
ゲームのオフ会で知り合った人達が「普通じゃない」ことに気づいたとき。
ゲームのせいで、自分や周囲が鬱病になったとき・・・・・。

なんか私、イッちゃってたかも。
依存症から抜け出すには「気付く」ってことも重要!

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by june_h | 2009-11-14 19:26 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)