2009年 11月 17日
【アメリカ映画】ファッションが教えてくれること【悪魔で女帝】
原題は「THE SEPTEMBER ISSUE」。
VOGUEは、一流のファッション誌。特に、アメリカ版の9月号は、アメリカ人女性の10人に1人、1,200万人が読むと言われているので、特集には力が入ります。
アナの言うことには、迷いがありません。無駄な言葉も一切ありません。
とにかく彼女の「目」が印象的。
どんなに素晴らしい写真や美しい服であっても、ジッと見て、彼女の即座の判断でバッサリ却下になることも。そのたびに、裏方さん達の嘆きが聞こえてきます(^^;
でも、彼女の言うことは絶対!
それは、長年の仕事のパートナーであるクレエイティブ・ディレクター、グレイス・コディントンに対しても同じ。
彼女イチオシの写真をアナが即ボツにしたとき、グレイスは、怒りと落胆を隠しませんでした。いや~、キビシー。
『プラダを着た悪魔』では、メリル・ストリープが冷徹な編集長役を好演していましたが、どちらかと言うと、メリルのキャラクターは、アナよりも、グレイスに似ていますね。
ただ、もう少しアナの考え方、生き方にじっくり踏み込んで欲しかった。
キレイな服、モデル、写真がバンバン出てきて、まるで女性誌みたいな映画。でも、内容も女性誌みたいにイメージだけじゃあ、ちょっと物足りない。これじゃあ、ただの、アナ・ウィンター礼賛映画(笑)。
ちなみに、彼女の娘さんは、ファッションには興味無くて、ロースクールに通っているらしい。私も彼女に同感(笑)。
<関連リンク>
ファッションが教えてくれること(公式サイト)
「ファッションが教えてくれること(映画詳細、映画館情報)