『精神力』 桜井章一 著 サンマーク出版

雀士の桜井章一さんのお悩み相談です。
『精神力』 桜井章一『精神力』 桜井章一
いろいろな悩みに対する答えの中で、繰り返しおっしゃるのは、
・勝ち負けにこだわらず、心正しく一生懸命取り組むこと。
・考えるだけではなく、行為すること・実践することが大事。
・原因は、外側に無い。自分の内にある。
・善い行いをひけらかさない。「陰徳」を積むこと。

・・・・・内田樹先生や古武道家の甲野善紀さんと、言っていることがよく似ているのよね。
桜井さんが尊敬するのは、ヒクソン・グレイシーやマザー・テレサだそうだし。
どんな道でも、極めれば、同じ頂にたどり着けるんだなぁ、と思いました。

私が一番気になったのは、このQ&A。
Q:人は競争ではなく、共存すべきだ」という会長(桜井さん)の意見には同感ですが「自然はみな共存している」に関して違うように思えるのです。生命あるものは必ず他の生命を奪わなければ生きられず、生命の本質は競争から離れられないとも言えるのではないでしょうか。
A:理屈どころか正論であると思います。そこだけを見れば矛盾の構造を感じますが、問題はここからです。
生きとし生けるものは、その裏で数のバランスを大切にしているという点です。小動物は大きな動物によって食べられる。そして、大きな動物になればなるほど数は少ない。その大きな動物が死ぬと土にかえり植物の栄養源になる。連鎖しています。ぐるりと回転しているわけです。つまり、自然界では生命を奪い合っているのではなく、与え合っているという部分です。

食物連鎖は、命を奪うシステムではなくて、命を与えるシステムなんですね!目からウロコです!

一時、考え過ぎて、食べることが罪悪感になっていた時期があったので、この言葉で昔の私が救われました(^^;
学校で、食物連鎖を教えるときは、ピラミッドの図じゃなくて、円の図にしないとね!

回答者が雀士だからか、相談者は男性ばかり。
私は今まで女性のお悩み相談をよく読んでいたのですが、やっぱり、女性と男性の悩みは、ちょっと違いますね。

女性の場合は「離婚して元夫が生活費を入れてくれない」とか「姑と折り合いが悪い」とか、現実的、物理的、生活的な悩みが多い。
でも、この本の男性の悩みは(桜井さんが雀士だから麻雀に関する質問が多いのはしょうがないけど)、「政治家に悪いヤツが多くて厭世的になっている」とか「「無」になるとはどういうことか」「超能力はどうやったら身につくのか」とか、抽象的で観念的で、地に足が着いてない感じなのが多い。

・・・・・後ろから蹴り飛ばして川にでも突き落として、頭を冷してもらえば、済むような問題ばかりだのう・・・・・と思ってしまう私は、優しくないのだろう(^^;

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by june_h | 2009-12-17 21:13 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)