2009年 12月 20日
医学と芸術展 -生命と愛の未来を探る ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト-@森美術館
医学関係の資料や美術品などが数多くありましたが、イギリスの財団ということで、ひょっとしたらホメオパシー関係の展示もあるんでは!?と期待していました・・・・・見事にキレイさっぱり無かったけど(^^;
でも絶対、コレクションの中には、あると思うんだけどなぁ。ヘンリー・ウエルカムさんは、ホメオパシー隆盛だった19世紀のアメリカ出身だし。
まあ、それはおいといて、解剖生理学の授業を受けていたので、復習がてら、結構詳しく楽しめました。
「おお!?縫工筋だ!蝶形骨だ!剣状突起だ!肝静脈だ!」・・・・・みたいな。意外に覚えているもんだなぁ、エライぞ私!なんて思いつつ(笑)。
授業でもよく出てきたアンドレアス・ヴェサリウスの版画には感動しました。この人が残した解剖図が、あまりにも精密過ぎて、それ以降、ヨーロッパでは、解剖学が近代まで発達しなかったという(^^;やっぱりとっても精密でした。
今回の展覧会で「胎児フェチ」が、少なからず存在するということを確信しました(笑)。胎児をモチーフにしているアーティストって、多い気がする。何がそんなにソソるのか、私にはさっぱり理解できないけど(^^;;;
ヨーロッパや西洋医学だけでなく、東洋医学に関する資料も。
チベット医学の解剖図を見て
「おお!クンダリーニが上昇しているぞ!」
中医学の経絡図を見て
「おお!手太陰肺経だ!でも、ツボは一つも覚えてねぇ(笑)」
などとまたまた復習。日本史の教科書に出てきた「解体新書」の実物で、またまた感動!
本当に、時代や民族や文化によって、身体に対する見方・とらえ方がこうも違うとは。身体って奥深い。
私が今、勉強している解剖図も、100年後は全然違うものになっているかもしれません。
それにしても、森美術館は、やっぱり苦手だ。「真っ白い空間」って、すごく苦手なのだ。圧迫感がある。
六本木ヒルズも分かりにくいし。意図的に迷うようにしているとしか思えん・・・・・敵の襲来に備えているとか(^^;セレブだけが通れる秘密通路や隠し部屋があるとか(^^;;;
六本木ヒルズについて書かれていた風水の本を読んだことがあるけど、やっぱり、気の流れが良くない気がする・・・・・。
<関連リンク>
医学と芸術展