「人を動かす照明術 歴史に学ぶ『ここ一番』での光の使い方」 結城未来 著 ソフトバンククリエイティブ

照明にまつわる歴史的トリビアや、知って得する効果的な照明の使い方あれこれの本です。

人を動かす照明術 (ソフトバンク新書)

結城 未来 / ソフトバンククリエイティブ


寺田屋事件で坂本龍馬の逃亡が成功したのは、おりょうのとっさの機転でした。
おりょうが行灯に羽織をかけて龍馬側を暗くし、敵方を照らしたことで、龍馬が敵方の動きを把握しやすくできたからです。

昔の人が金の屏風を好んだのは、権力の象徴だっただけではなく、金が暗い室内を明るく照らしたから。
同じように、枯山水の庭の白い玉砂利も、照明として使われていた側面もあったのです。

照明は、暗い所を照らすだけではなく、空間の印象とも大きな関わりを持っています。
千利休は、暗い茶室でも目立つように、浅葱色(薄い水色)の足袋をはいていたんだそうです。自分や物が人からどう見えるか、計算していたんですね。利休は、茶人として有名ですが、優れた空間プロデューサーでもあったようです。

優れたプロデューサーというか、パフォーマーと言えば、織田信長も。
安土城築城の際は、城中にたくさんの提灯をぶらさげ、城をライトアップして自身の威厳を領民に示したそうです。
安土城ライトアップ、見て見たかったですね~!

現代の生活に役立つ照明術も紹介されています。
交渉や商談をうまく運びたいときは、自分が明るい側にいて、相手にとって逆光になるようにすると良いそうです。
また、プロポーズや告白を成功させるには、キャンドルの光があるムードの良いお店が良いそうです。蝋燭の揺らめく光が、顔を魅力的に見せるからだそうで、花魁も巧みに利用したんだとか。

うちは最近、トイレの照明がオレンジ色の光からLEDの青白い照明に変わってしまって・・・・・なんだか落ち着きません(- -;

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
[PR]
トラックバックURL : http://juneh.exblog.jp/tb/10680302
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by june_h | 2010-01-19 20:47 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)