「思い出を切りぬくとき」 萩尾望都 著 河出書房

『ポーの一族』などを描いた漫画家、萩尾望都さんの、20代の時のエッセイ集です。
「思い出を切りぬくとき」 萩尾望都「思い出を切りぬくとき」 萩尾望都
彼女が活躍していた70年代、私は小さかったので、リアルタイムでは知りません。ただ、小1のときに買ってもらった星占いの本を最近読み返してみると、挿絵に「萩尾望都/画」と書いてあったのでびっくり!(←いまだにその本を持っている私にびっくり!)

彼女の漫画をちゃんと読んだのは、引きこもっていた数年前。古本屋で『トーマの心臓』『銀の三角』『百億の昼と千億の夜』を買って読みました・・・・・あまりのイマジネーション力に、どうやったらこんな漫画が書けるのか、さっぱり分かりませんでした(^^;

で、エッセイはというと、不思議なもので、一つ一つの文章は簡潔でしっかりしているんですけど、読み進めているうちに、あとからあとからいろんな話題が出てきて「結局なんだっけ?」みたいな感じ(^^;;;

作品もそうですけど、この方って巫女さんみたいだとつくづく思います。
そういえば、彼女と同時期にブレイクした『ガラスの仮面』美内すずえとか、『日出処の天子』の山岸涼子とか、みんな巫女っぽい人が多いわね。

20代のときに、1か月ヨーロッパを旅行したり、パリでモーリス・ベジャール演出の『近代能楽集』を観たり、バレエダンサーのバリシニコフが来日公演したときは、10日間全ての公演を観に行ったり・・・・・さすが人気漫画家!羨ますぃー。

顔についてのイラスト付きエッセイがあったんですけど、「顔にはその人の人生がきざまれているのです」っていう言葉、同感です。
よく「人は外見で判断できない」って言いますけど、それは、半分本当だし、半分ウソ。
外見に内面が出てきちゃうこともあります。どんなに顔立ちがよくっても「なんかこの人気持ち悪い」「品が無い」って印象を受けたり。逆に、そうでもなくても、すっごく味があったり魅力的だって思う人もいるし。
特に、年を取ってからの顔は、自分に責任を持たなきゃならないです。ドキドキ。
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by june_h | 2010-04-03 11:22 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)