虚構の劇団 一人芝居&自主企画発表会@新宿シアター・ミラクル

追加公演があるほど大人気だったようで、当日券目当てで開演直前に向かった私が手にできたのは立ち見席。ギリギリセーフ!
2時間立見はツラかったですが、4時間半立見のライブに比べれば何のその!・・・・・でも脚がイタかった(^^;「DVD&本の売り子」で参加している鴻上さんがウロウロと出入りしていて、なんどもぶつかりそうになったし。
虚構の劇団の役者が、自分達で企画・演出したものばかりでしたが、鴻上さんがアドバイザーだったからなのか、至るところで「鴻上臭」を感じました。


■「死に際の生え際」:山﨑雄介、杉浦一輝、三上陽永、渡辺芳博
3年前、自殺サイトで知り合って、死にきれなかった4人が再び集まった。彼らがしようとしていたことは・・・・・?

山﨑くんの髪型が変わっていて、しかも眼鏡をかけていたので、最初誰だかわからなかったです(笑)。
もう「龍馬伝」の撮影は終わったのかな。やっぱり、この中では、芝居も声も彼が一番ね!

脚本力も感じました。オーディオが壊れたツカミはなかなか面白かったし、全体的に重たいストーリーなので、要所要所で笑えるようになっていたし。ただ、「自殺」と「死ぬ」って言葉がクドかったけど。

でも、何より、ハムレットくんのセリフ
「自転車で二回転んで、ドラクエを10回攻略して、彼女もできて、子供も生まれて・・・・・3年で大きく変わったんだ。生きたいと思うようになったんだ」
ってセリフには、スゴく感動しました(ほんとは、もうちょっと長いセリフだった)。

ラストのセリフはちょっとあざとかったかな~。でも、「死ぬな!」って明確なメッセージが伝わってきました。
あとは、一人一人のキャラがもっとハッキリしていれば。

見ながら私は、亡くなった後輩達のことを思い出していました。みんなマジメだったなぁと・・・・・だから、全体的な雰囲気として一番良かったかも。


■「FRIENDS」:大杉さほり
舞台は、引っ越し準備で散らかっている部屋。ルームメイトの女性が、隣室の男性に失恋したことをきっかけに引っ越しするってことになったのだ・・・・・。

「控えめな」演技の大杉さんしか知らなかったので、今回みたいな「ギャハハッ!」ってテンションの高い大杉さんを見られて良かったです。身体の表現も大きかったし。
こういうテンションの女性、鴻上作品によく出てきます。でも、もうちょっとメリハリがあっても良かったかも。


■「マグロ」:渡辺芳博、小野川晶、高橋奈津季
一番インパクトがあって、一番「鴻上臭」が薄かった作品。
ある寿司屋での、寿司職人の女性と、客のデリヘル嬢との会話。

身を売っている女性と男を漁っている女性の会話ですが、こういう女性の根底には「悲しさ」「虚しさ」があるもので、それがなかったら清潔感が無くなってしまうのよね。
だからある意味、女性では絶対書けない本だと思います。

芝居の最中、ずーっと舞台最前方で「海遊」しているマグロの渡辺くんはさておき、寿司職人の格好の晶ちゃんがマブしかったです(^^;ある意味マニアックなコスプレではないですか(笑)。
奈津季ちゃんの太モモもステキ!・・・・・って、見るトコがおかしいぞ私(^^;;;

っていうか、渡辺くん。
このストーリーは、女性に食わしてもらってマグロのように生きたいっていう渡辺くんの願望?
あの演出は、晶ちゃんの前でマグロのように寝転がって、ハダカにされて叩かれたかっただけなんじゃないの?・・・・・と勘ぐっちゃう(笑)。


■「THE MATTER」:小沢道成、大久保綾乃
ある男に監禁されている女性。この二人には、過去にある秘密があった・・・・・。

一番「鴻上臭」を感じた作品。
ある意味この二人は「鴻上さんの優等生」なんだと思った次第。

オネエじゃない道成くん初めて見ました。っていうか、ラフな格好の道成くんが、少林寺拳法をやっている私の友達そっくりで、一瞬驚きました。
道成くんが、足をひきずっている演出は必要でしたか??特に説明が無かったし。しかも、パニックに陥ったとき、普通に走りまわっていたし。

でもさすが、女性が男性を絞め殺すところは、迫真に迫っていて怖かったです。
「アタシは家電かっ!」がラストのセリフなんて、スゴいじゃないですか。


次回の「虚構の劇団」公演は9月。鴻上さんの新作「エゴ・サーチ」です。タイトルからすると、相変わらずネットにハマってるみたいですねぇ。鴻上さん。
[PR]
トラックバックURL : http://juneh.exblog.jp/tb/11128902
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by june_h | 2010-05-17 18:53 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)