「メイク・セラピー顔と心に効くリハビリメイク」かづきれいこ 著 筑摩書房

この本を読んでいた私を見て、母は絶句した。
「まさか、あんたが、そんな・・・・・」

私は、ひどく悪いことをしたような気分になり、
「違う、違うの・・・・・私はただ単に、リンパの流れについて興味があって・・・・・」
と、なぜだか言い訳してしまった。
母は、安堵した表情になり、
「そうよね。そんなはずないわよね。あなたが、そんなことをするなんて・・・・・」
まるで、サスペンスドラマのようなリアクション。

オシャレに興味が無い私が、ファッションに関することをしていると、家族はこんなふうに大騒ぎしてしまいます(笑)。
「メイク・セラピー顔と心に効くリハビリメイク」かづきれいこ「メイク・セラピー顔と心に効くリハビリメイク」かづきれいこ
かづき先生は、有名なフェイシャルセラピスト。
事故や怪我や生まれつきの病気などで、顔に悩みのある方々に合った「リハビリメイク」の研究者です。

先生も元々、先天性の心臓疾患で、冬になると顔が赤く腫れ上がってしまうという悩みを持っていて、それを治すために若い頃から試行錯誤していました。
やがて、化粧教室の講師になりましたが、やはり同じように、病気で顔にひどい吹き出物のある女性が生徒の中に。
彼女のために一生懸命手を尽くしましたが、その甲斐も無く、生徒は自殺。リハビリメイクを研究する大きなきっかけとなりました。

いくら「人を外見で判断してはいけない」と言われていても、顔の傷や火傷の痕は、差別の原因になりますし、何より、本人が気にしてしまって、前向きに生きることが難しくなります。そのため、かづきさんは、外科医と連携して、傷がなるべく残らないような手術の方法を考えたり、病院で講習を開いたりしています。

また、「化粧で隠す」という考え方ではなく「本人の顔の特性を生かす」というスタンスで、例えば、瞼に青いアザがある人の場合、もう片方の瞼も青くして、アイシャドーのように見せることもあるそうです。

しかし、中には、どんなに美しい顔立ちでも、本人の美意識の高さから、整形手術を繰り返す「醜形恐怖症」の人もいます。このような人には、どんなメイクよりも、カウンセリングが必要です。そのため、かづきさんは、美容整形には、精神科医との連携も必要だと言います。

そんなわけで、かづき先生のメイクは、ただ単に「キレイにするメイク」ではなくて「本人を元気にする」「笑顔を取り戻す」メイクなんですね!
どんなにメイクでキレイになっても、本人が暗い顔をしていたら、魅力がありませんから。
先生ご自身も化ける「化粧」ではなく、元気にする「気粧」と呼んでいます。

私にとって「化粧」とは?・・・・・とにかく面倒で、なんかウソついているみたいでイヤだと若い時は思っていましたが、優しくてキレイな資○堂の美容部員さんに「化粧は肌を保護する役割もあるんですヨ♪」とノセられて、基礎化粧だけはするようになってしまったんですよね(^^;
んで、結婚式に呼ばれたりすると、せっかくだからと、美容院でメイクまでやってもらいますが、普段と顔が全然違ってて、なんだか「コスプレ」「扮装」しているみたいな気分になります・・・・・いや、着ぐるみかも(^^;;;
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by june_h | 2010-05-21 19:54 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)