【ネタばれあり】野田地図 第15回公演「ザ・キャラクター」@東京芸術劇場中ホール

ゲイゲキです。
何年ぶりですかねぇ。しかも「客」として来るのは。
久しぶりだったので、たどり着くまでちょっと迷いました(^^;

大学生だったとき、ここのドリンクコーナーでバイトしてました。ロビーのドリンクコーナーに目をやると、雰囲気は相変わらずでしたが、一人で切り盛りしていました。私がいた頃は、中ホールは、一番ドリンクが売れるので、一人で担当することは考えられなかったんですが・・・・・まあ、今回は、途中休憩も無いので、あまり売れないのかもしれません(^^;;;

今回の舞台は、私が得意?なギリシャ神話がベースだったので、野田さんがそこかしこにちりばめたセリフやメタファーやモチーフ、かなり「見切った」自信があります(笑)。プシュケの蝋燭とか、デュオニソス=ヴァジラヤーナとかその他諸々。
舞台の背景にあった大きなノッポの柱時計も、ユングが幼い時に夢で見た柱時計で、時間の神クロノスが切り取った天空神ウラヌスの男根の象徴だってことも分かっちゃったもんね~ヘヘン。

なんて優越感(という名の思い違い)に浸って良い気になっている場合ではありません(笑)。
舞台は、町の書道教室から、神々の欲望が絡まり合うギリシャ神話の世界へ、そして、15年前の凄惨なテロ現場へと転がっていきます。
私は「家元」が「名付け」を始めた時点で、これが何の話なのか気付くべきでした。ちょっと悔しい!
カルト教団の特殊な閉鎖性を、ギリシャ神話が持っている暴力的な部分とリンクさせていたように思います。いつも思うけど、野田秀樹の舞台って、集団の暴力性みたいなもんがテーマになっている気がするのね。

相変わらず生々しさもハンパなくて、冷蔵庫の中では、何が起こっているのか全然見えないのに、私は思わず舞台から目を逸らしました。見えない方がナマナマしい・・・・・。

野田秀樹の舞台ではいつも、クライマックスへ向かうにつれ、気づいたら息、止めちゃってるもんね。客席もシーンと静まりかえるの。
今回も、宮沢りえが、最後のセリフを言い終えてから暗転した後、客席の空気が緩むのがよく分かりました。皆も息、止めちゃってたのね(^^;

最後に、気になった役者さんたちを:

■マドロミ:宮沢りえ
ほんと舞台では、声が全然違うんですよね!ラストは、ゾッとしました。鳥肌立ちました!
二の腕がキレイでした(^^)

■家元:古田新太
この方、態度デカいエラい人の役が多い気がする(^^;

■会計/ヘルメス:藤井隆
ヘルメス役は、北村有起哉にやって欲しかったっす(^^;
もっと色気が欲しい~。

■アポローン:チョウソンハ
この方、最近の演劇にひっぱりだこですね。
ハイトーンボイスが、野田秀樹や蜷川幸雄のテンション高い舞台に合っているのに違いない。
[PR]
トラックバックURL : http://juneh.exblog.jp/tb/11535113
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by june_h | 2010-07-13 20:27 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)