「ベーシック・シュタイナー -人智学(アントロポゾフィー)エッセンス-」 西川 隆範 訳 イザラ書房

シュタイナーといえば、教育学や神智学の大家。
そんでもってなぜだか、ホメオパシーの授業で、彼の概念がちょくちょく出てくるんです(^^;
特にヨーロッパの先生方は、シュタイナーのファンが多いみたいで、彼らが「アトランティス」だの「レムリア」だの「エーテル」だの「アストラル」だの言うたんびに
「シュタイナー キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ツ!」
と、心の中で呟きつつ、首を傾げておりました(笑)。

こんなんじゃいかん!と、私は今まで意を決して、シュタイナーの本を何冊も何度も開いたわけですが、あまりにも難しい&壮大過ぎて、そのたんびに挫折(笑)。

しかし!この本は違います!
ベーシック・シュタイナーベーシック・シュタイナー
訳文が読みやすく、字が大きい上に、エッセンスがコンパクトにまとまっている!
しかも!「人類の歴史」や「死後の世界の階層」「人間の肉体と魂の関係」が図示されている!
思わずコピーを取ってしまいました(^^)

私は、この本を読んで、シュタイナーを誤解していることに気付きました。

シュタイナーは言います。

空想と現実の区別をはっきり付けなければ、直感は、ただの妄想である。
執着と偏見を手離さなければ、高次には上がれない。
真の「進化」は、多大なる修養と忍耐が要るのだ、と。

今は、お手軽なスピリチュアルグッズとかパワースポットがブームになってますけど、真のスピリチュアリズムとは、非常に厳しい道なのですね・・・・・。

シュタイナーって、壮大なことばかり言っていて、実生活とは、かけ離れているとばかり思っていましたけど、実は、とてもまっとうなことを言っているし、読んでいて腑に落ちるのです。
時には、感動して涙する文章も!・・・・・さすが、シュタイナーはゲーテマニアだけあって、感動を文章で伝えようとしているのね!

いくつか心に残った言葉を。

ある人生における病気は、次の人生における体の美しさとして現れる

→ちょっと救いになりました。
私は病的に底意地が悪いので、次は性格が良くなるかしら(^^;

亡くなった後、生前他人を苦しめたことがあると、今度は、その苦痛を自分の心のなかで感じなければならない

→遊び半分で誰かをいじめたり、捕まらないからって人を傷つけた人は、大変なことになります。
今度は自分が「された方の気持ち」を味あわなきゃならないのよ。
「何故、人をいじめてはいけないのか」「何故、人を殺してはいけないのか」って言う人いますけど、そりゃダメですよ。だって
「もれなく自分に還ってくる」
からです。自分に戻ってきてもいいってんなら、いくらでもやりゃあいいんですけど。

別に宗教的な意味じゃなくてもね、誰かが見ていなくてもね、自分の感情や行為は、普段からにじみ出てしまうものなんです。要領良く振舞っても、どっかで帳尻合わせがある。誰も、「自分」からは逃れられないのよ。ほんと。

・・・・・かく言う私は、母に内緒でヨーグルトを食べてしまったことがバレないか、ドキドキしています(^^;
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by june_h | 2010-07-15 18:38 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)