「すらすら読める養生訓」 立川昭二 著 講談社

江戸時代の儒学者である貝原益軒の著書『養生訓』について紹介している本です。
原文の文字が大きく、現代語訳も解説も、とてもわかりやすくてオススメです。
『養生訓』は、健康法について書かれた本ですが、ストレスの多い現代の日本人にも大変参考になると思います。
何より私が興味を持ったのは、私が勉強しているホメオパシーを考えたハーネマンさんと、同じことが書かれていたからです。
「すらすら読める養生訓」 立川昭二「すらすら読める養生訓」 立川昭二
いくつか気になった原文を紹介します。
身をたもち生を養ふに、一字の至れる要訣あり。其の一字なんぞや。畏(おそるる)の字是なり。事ごとに心を小にして気にまかせず、過なからん事を求め、つねに天道をおそれて、つつしみしたがひ、人慾を畏れてつつしみ忍ぶにあり。
→「畏」とは、私の解釈では、「分をわきまえる」「なんでも自分の思いどおりになると思い上がらない」「自分一人では生きられないと認識する」「自然や万物に対して敬いの気持ちを持つ」ってことではないでしょうか。

つねに道を以て欲を制して楽(たのしみ)を失なふべからず。楽を失なはざるは養生の本也。富貴にしても楽なければ、真の楽なし。
→人生、楽しむ姿勢が大事ってことですね。いくらお金がたくさんあっても、心に喜びがなければ、満足することは無いでしょう。
私も身体の具合が悪くて引きこもっていたとき、「水曜どうでしょう」を観て、笑うことを思い出してから良くなっていったのですもの(^^;

人の身は、を以て生の源、命の主とす。
百病は皆気より生ず。病とは気やむ也。故に養生の道は気を調るにあり。
→これなんか、ハーネマンさんが同じことを書いています。
「人間の健康状態を限りなく支配しているのは、精神のようなバイタルフォース(自己統治の力)である。これはダイナミック・エネルギーとして、物質的な体(有機的身体)に生命を付与する。
人間が病気になると、本来こうしたバイタルフォースだけが、生命にとって有害に作用するダイナミックな病原因子の影響によって撹乱される。これを私達は病気と呼ぶ。」

やっぱり、伝統医療って、東洋も西洋も考え方似てたのね・・・・・と、改めて思った本だったのでした!
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by june_h | 2010-08-11 21:05 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)