「悦楽王」団鬼六 著 講談社

著者が編集していた雑誌『SMキング』と共に歩んだ3年間を綴ったエッセイです。

(↑TSUTAYAのリンクは小さい(笑))

ノッケから大笑いです!
どうしてこの方の周囲には、こんなに雑多な人達が集まってくるのでしょうね(^^;
読んでいると、細かいコトで悩んでいるのが馬鹿らしくなります(笑)。

『真剣師 小池重明』を読んだ時も思いましたが、人間の「見本市」みたいに、いろんな人が彼の事務所を出入りしているのです。
カリスマだから集まるのではなく、彼の欲望の強さに引かれてくる。彼と周囲の存在をひっくるめて「ヌエ」みたいになっています(^^;
こういうエネルギーが創作力につながっていくのですね。たぶん。

彼は、官能?小説を書きつつ、英語教師からピンク映画の翻訳の仕事を経て、SM雑誌の編集をすることになります。
最初は、内容が「高尚」過ぎて、全く売れませんでした。そこで彼は、自分の事務所「鬼プロ」を立ち上げてスタッフを集め、自前で編集することに。
ポン引きまがいの大学生や、美大卒の「遣り手」の女の子等々、不思議な若い人材を集めて始めたところ大成功!
彼のマネージャーだった、たこ八郎を始め、渥美清など、様々な人がやって来ます。

彼は「SM」という切り口から「エロ」を追究してはいましたが、「グロ」とはビシッと線を引いています。残酷な趣味や、キレイじゃないものを求めて、彼の事務所を訪ねる者が後を絶ちませんでしたが、彼自身は嫌っていたようです。
(そのものズバリの単語は書きません。検索されるとイヤだから)

彼が「女王様」を描写すると、気高さすら感じるので不思議です(笑)。
私も今度、団鬼六のSM小説に挑戦!・・・・・は、たぶんしないと思うけど(^^;;;
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by june_h | 2010-09-17 12:36 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)