2010年 11月 09日
ロンドン旅行記2010:ホテルでイングリッシュブレックファスト
こんな感じでお皿に盛りつけてみました。
見ていただければおわかりになると思いますが、
野菜が少ねぇ・・・・・。
イギリス人って、ポテトを野菜に勘定してるんじゃないかと思います(笑)。
でも、ハッシュドポテトもおいしかったし、写真にはないですが、コーンフレークの種類も、そこに乗せるドライフルーツの種類も充実していました。
そう、この紅茶のカップで思い出したことがあります。それは、やはり15年前。朝食ではなく、アフタヌーンティーでの思い出です。
<15年前の回想>
私がホームステイをしていたのは、ロンドンから車で西へ4、5時間ほどのところにある、トーキー(Torquay)という港町でした。アガサ・クリスティの故郷で、坂が多い町です。
語学学校の授業を午前中で終えた後、午後からは、老人ホームでボランティアをしていました。
ボランティアと言っても、英語をあまり話せるわけではないので、おじいちゃんおばあちゃん達と、昼下がりに一緒に部屋で過ごすくらいしかできなかったんですが・・・・・。
スコットランド出身で、タータンチェックのスカートを上品に着こなしていたフランシス、私に編み物を教えてくれたエイダなどなど、何人かのおばあちゃんのことを覚えています。
その中にローザというおばあちゃんがいました。
彼女に、失礼ながら生年月日を聞いたところ
「nineteen hundred」
という答えが。
ないんてぃーんはんどれっどぉ?そんな年号あったっけ?としばし考えると
「1900年!?」
当時でもかなり長寿なおばあちゃんだったわけです。
そのうち、ローザおばあちゃんの、旦那さんのお話になりました。
旦那さんは、当時、既に亡くなっていましたが、生前は、パイロットだったんだと言っていました。
私はてっきり、旅客機のパイロットだと思って、すごーい!カッコいいじゃん!!なんて思ったのですが、そうではなかったのです。
「戦闘機のパイロットでね。戦争中、ドイツの空で死んだのよ」
私の頭の中に、「第二次世界大戦」「ナチスドイツの侵攻」という世界史で習った単語が、そのときガラガラと浮かんできました。
私にとっては、本の中の知識でしかありませんんが、ローザおばあちゃんにとっては、現実だったわけで。
ということは、ローザおばあちゃんは、半世紀も「未亡人」だったということになるわけで。
途方も無いような年月と現実に、私は圧倒されたのです・・・・・。
<回想終わり>
15年前は、学校に、ボランティアに、とにかく忙しかったなぁ。
そして、今回も、日中は勉強、夜は遊びで忙しいなぁ(笑)。なんか、イギリスは忙しいんだよなぁ・・・・・。