「先生はえらい」 内田樹 著 筑摩書房

内田先生は、私の心の師匠です♪
「先生はえらい」 内田樹「先生はえらい」 内田樹
「いい先生とは?」という話が、恋愛論、コミュニケーション論まで広がっていって、私のアドレナリン出まくり!面白い!

良い先生を探すことは、恋人を探すことに似ている。

一緒にいて、次々とオチの無い話が浮かんでくる相手を「親友」とか「恋人」と呼ぶ。

「君を理解したい」という言葉で恋は始まるが、「あなたのことがよくわかった」は、恋が終わるときの言葉。


などなど、今回も名言ばかりです♪

先生曰く、「良い先生」がいるのではなく、「良い先生」だと思った人がそうなのだ、と。
知識を多く伝達するとか、人格的に優れているとか、そういう「条件」で良い先生になるかどうか決まるのではない。
「この先生のことをもっと知りたい」「私のことを知って欲しい」と、生徒が思ったとき、その人が初めて「良い先生」になるのだと。「良い先生」を決めるのは、生徒なのだと。

孔子も釈迦もキリストも、優れた「先生」であったと思いますが、「なんかこの人、私に合わない」と思って去っていった弟子も、少なからずいたと思うのですけどね(笑)。

内田先生がスゴいのは、読者に応じて文章を書き分けられることなんだよね。
この本は、中高生向けなので、易しい言葉で書かれていますが、内容は深いですよ。
「理解できないのは、てめぇの頭が悪い」と言わんばかりの文章を書く学者さんが多いですが、内田先生の考えによると「ラカンが言うように、わざとわかりにくく書くことで、読者の「わからないからもっと知りたい」という気持ちを引き出そうとしている」ということになるのでしょうか(^^;
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by june_h | 2010-12-19 12:37 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)