「ガセネッタ&シモネッタ」米原万里 著 文藝春秋

2006年に亡くなったロシア語通訳者、米原万里さんのエッセイです。
うちの母親が友達から借りてきて興味を持ったのですが、とっとと返してしまったので、図書館から借り直してきました(^^;

通訳は、言語の壁をなかなか越えられない「ダジャレ」と、言語の壁をやすやすと越えてしまう「下ネタ」が好きな人が多いとか(^^;
また、言った言葉をそのまま翻訳しても、意味が通じないことがあるので、意味が通じるように、別の言葉や文章をでっち上げることもあるとか。
米原さんの同僚は、子供に「ウソつきは通訳の始まりだよ!」
って叱っていたそうです(^^;;;

「人のフンドシで相撲を取る」を「他人のパンツでレスリングをする」とロシア語で訳して、なんだか不潔な感じになっちゃったり(笑)。
「クソッ!」という言葉は、英語でもロシア語でもイタリア語でも「糞」という意味だと発見して、興奮したり(笑)。

また、ロシア人女性の男性を選ぶ条件で
1、頭に銀(ハゲじゃないこと)
2、ポケットに金(もちろん金持ち)
3、股ぐらに鋼鉄
に大ウケです(^^;

米原さんは、両親の仕事の関係で、幼少時代にチェコスロバキア(当時)に住んでいましたが、「つぶしがきく」ということで、ロシア語学校に通っていました。
思春期は、ロシア文学をたくさん読んで、自然とロシア語が鍛えられたんだそうです・・・・・というのは、ロシア文学のエッチなシーンを必死で探して読んだから(^^;社会主義政権下で、ポルノなんてなかったからです(笑)。

英語通訳と違ってロシア語は、良い辞書が無いので、医学、政治、工業など、専門的な通訳の場合は、関連する論文を読みこんだり、文献を調べて辞書を自作したり、同業者と勉強会をしたりして、能力を磨いていたんだそうです。今はインターネットが発達してきましたが、米原さんがどんなふうにネットを使ったのか、知りたかったですね。
とにかく、好奇心旺盛な方という印象です。たくさんの面白そうな本をお読みになっています。この探求心が仕事に役立っているのですね!
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Commented by しょうじ at 2011-01-07 16:58 x
面白い~
僕も1人、通訳の知人がいますが話題が下ネタになるとオーラが出てる気がします。
Commented by june_h at 2011-01-09 12:03
しょうじさん、コメントありがとうございます!
私にも通訳の友人がいますが、下ネタはあまり得意でないような・・・・・でも、もしかして!?
by june_h | 2011-01-07 12:23 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)