「携帯電磁波の人体影響」 矢部武 著 集英社

2009年、アメリカのエドワード・ケネディ上院議員が、脳腫瘍で亡くなった。メディアは翌日、「ケネディ議員の脳腫瘍は、携帯電話の電磁波が原因ではないか」と報じた。ケネディ議員が携帯電話のヘビーユーザーだったからである。
「携帯電磁波の人体影響」矢部武「携帯電磁波の人体影響」矢部武
欧米では最近、携帯電話による健康被害の訴訟が急増している。特に、電磁波過敏症からの脳腫瘍、耳下腺癌が多い。
長期間のヘビーユーザーでは、脳腫瘍のリスクが2倍、二十歳未満のユーザーでは、5倍にものぼるという調査結果もある。家のコードレス電話も同様のリスクであると言う。
だが、携帯電話会社は、携帯電話との因果関係を認めない。認めてしまえば、莫大な賠償責任が発生し、破産する危険がある。「携帯電話と脳腫瘍の問題は、タバコと肺癌の問題に似ている」と、研究者は言う。

不思議なことに、日本では、このような問題がほとんど報じられていない。
管轄省庁は「国際基準に沿って運営しているので問題無い」というが、欧米では、その国際基準自体が揺らいでいる。

私がこの本に興味を持ったのは、電磁波過敏症の友達がいるということもあるし、私自身も携帯電話の影響を自覚しているからだ。ズボンのポケットに入れていれば、骨盤や股関節が痛くなるし、手で持って入れば、持っている方のリンパ腺が痛む。耳に当てれば、耳も痛む。しかも、うちのマンションは、携帯基地局だ(^^;
また、電磁波過敏症は、歯の詰め物をしているとリスクが高くなるという。

だからといって、携帯を使わないわけではないが、リスクは知っておいたほうがいい。
リスクをなるべく避けるために、こんな10箇条が書いてあった。
ご参考までに、要約して掲載する。

1.緊急時以外は子供に携帯電話を使わせない
2.通話するときはイヤホンマイクを使う
3.乗り物の中で使用しない
4.携帯電話を身体に密着させない。妊娠中は特に。
5.身体に密着させるときは操作キーが並んでいる側を身体に向ける。
6.通話はできるだけ短く。
7.携帯電話を一方の耳だけに当てない。電話をかけるときは相手が出てから耳を当てる。
8.電波の弱い場所や移動中は通話しない。
9.できるだけ通話ではなくメールで済ませる。
10.できるだけSAR値の小さい携帯電話を使う。
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Commented by oomimi_usako at 2011-01-28 14:10
なかなか興味深いお話ですね。
私、携帯電話そのものがいけないのだと思っていましたが、メールは大丈夫なのですね。
携帯電話自体に、防電磁波カバーをつければ(pc作業をする妊婦さんがかけるようなもの)多少は良いということなのかしら・・・?
目に見えないものというのは、ピンからキリまでなんでも恐ろしいものです・・・。
Commented by june_h at 2011-01-28 17:35
>usakoさま
メール使用は、耳に当てる通話での使用よりもリスクが低いとだけで、リスクが無いわけではないかと思います。手に持ってますしね。
携帯を買い換えた後、電磁波シールドを貼り忘れていました(・・;
早く貼らないと・・・・・。
Commented by 二華 at 2011-01-28 20:59 x
私のきき耳は左なんですが、ちょっと長電話するとすぐ左耳の周辺が痛くなるんです。去年くらいから。
花もレメディー摂ると原種化するっていいますが、私も自分で原人化してる?そんな気がします。(^^;凄く敏感になってるんですよね。
長電話、厳禁ですね!
Commented by june_h at 2011-01-29 20:37
私も左耳なんです。やっぱり、最近、痛みに気づきました。なので、なるべく右手&右耳で使うようにしています。
携帯で長電話することはないですけど、昔はよく、コードレス電話を部屋に持ち込んで、長電話してたなぁ・・・・・
by june_h | 2011-01-28 12:03 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(4)