「旅と病の三千年史 旅行医学から見た世界地図」 浜田篤郎 著 文藝春秋

travel(旅行)とtrouble(トラブル)が同じ語源であることが物語るように、かつて、旅行は命掛けでした。特に、病気で命を落とす旅行者が多かったのです。

英雄も、強大な大国も、屈強な軍隊も、病気には勝てませんでした。

古代マケドニアのアレキサンダー大王はマラリアで死亡。南米のアステカ帝国は、スペイン人が持ちこんだ天然痘で人工が激減。
人類の歴史は、感染症によって大きく左右されてきました。

特に、軍隊は、実際の戦闘よりも、マラリアなどの感染症で命を落とす割合が高いのです。また、欧米人にとって、アフリカやアジアなどの植民地は、過酷な環境でした。そのため、旅行医学は、軍事目的や植民地支配の観点から発展していきました。

戦争ごとに、いろんな技術が発展していきましたが、医学も同じなのですね・・・・・。

航空機が発達し、人や物の移動が激増した現代でも、旅行医学が重要なのは変わりません。
旅行や仕事で海外を訪れる日本人も多いのですが、海外での医療は、まだまだ不十分だと、著者は言っています。


ホメオパシー的P.S.
結核による骨の変形は、縄文人には無く、弥生人からあるそうです。
弥生人の特徴って、結核マヤズムっぽいから、ちょっと納得(^^;
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by june_h | 2011-02-10 12:10 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)