「霊界通信 小桜姫物語」 浅野和三郎 著 潮文社

戦前の心霊研究者、浅野和三郎による交霊記録です。
交霊したのは「小桜姫」。彼の奥さんである多慶子さんの守護霊です。
戦国時代の三浦半島の豪族、大江氏出身で、三浦氏の嫡男に嫁いだのですが、後北条氏に滅ぼされたとのこと。
この本では、生前の彼女の生い立ちから、死後の世界での体験を経て、「小桜神社」に祭神として祭られるまでのことが書かれています。
「霊界通信 小桜姫物語」 浅野和三郎「霊界通信 小桜姫物語」 浅野和三郎
昭和初期の記録なので、漢字は旧字体で、ルビも旧仮名遣いです。最初は、ちょっと抵抗がありましたが、面白くて、あっという間に読んでしまいました。

真偽はともかく、日本の神話やら歴史やら民俗学やら民話やら、いろんな要素が盛り込まれていて、楽し過ぎます。
彼女は死後、龍神に導かれ、言われるがままに修行に励むことになります。その間、龍宮で乙姫(玉依姫)に会ったり、龍神や天狗や妖精の世界を旅したり・・・・・天狗って、西洋の「天使」と同じ自然霊なんだそうな。なんか納得(^^;

私が気に入ったのは、小桜姫の話の中身だけでなく、小桜姫のキャラクターです。

有名な交霊記録「シルバーバーチの霊訓」も読んだことがありますが、シルバーバーチは、いかにも神様って感じで、取っ付きにくかったりするんです。
でも、小桜姫は、
「私なぞ、神として祭られるような者ではありません」
とか
「生前、私が馬に乗っていると、領民が見上げていましたが、私ではなくて馬に見惚れていたんですよねぇ」
とか言って、いかにも日本人らしくって、親しみやすくってホッとします(^^;

小桜神社、今も三浦半島にあるらしいですが、ちょっと行ってみたくなりました(^^)
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by june_h | 2011-04-09 11:27 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)