「テルマエ・ロマエ」 ヤマザキマリ 著 エンターブレイン

「テルマエ・ロマエ」とは「ローマの浴場」の意味。
阿部寛主演で映画化される漫画ということで興味を持ちました。
面白いです。ハッキリ言って。特に、主人公のルシウスさんが(笑)。
「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ
古代ローマ時代の浴場建築家 ルシウスは、ひょんなことから現代の日本の温泉にタイムスリップ。「平たい顔族(←日本人のこと)」の風呂文化に感動しつつ、彼らのアイデアを持ち帰り、ローマの浴場に取り入れていく・・・・・。

とにかく、主人公ルシウスの生真面目さが面白くて笑えます(笑)。
いつも眉間に皺を寄せていて、お風呂に入っているときに、よくタイムスリップするので、全裸状態でしばしば現代日本人の前に登場!
風呂上がりのフルーツ牛乳や、温泉街のラーメンや、露天風呂の構造に、大袈裟なほど驚くリアクションがオカシイです。

彼は「平たい顔族」のアイデアを「真似」してローマの浴場を設計することに後ろめたさを感じつつも、生真面目に仕事をこなしていくので、どんどん名声が高まり、ついにはローマ皇帝の専属設計者になります。

彼の良さは、素直に感動する気持ちと、良い物を取り入れる柔軟さと、何より「湯の力」に敬意を持っているところ。「平たい顔族」ソックリ。
仕事に打ち込み過ぎて、奥さんに逃げられるところまで似ています(^^;

ギャグ漫画というククリらしいですが、時代考証は、かなりしっかりしています。ラテン語も手を抜いていません。古代ローマ文化史としても楽しめます。
著者のヤマザキマリさんは、シカゴ在住の漫画家さん。ダンナさんはイタリア人だそう。タダモノではありません。
「ローマ人の物語」著者の塩野七生さんに、この漫画の感想を聞いてみたいところです。

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by june_h | 2011-04-26 18:15 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)