「結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術」 上杉隆 著 アスコム

ツイッターを始めてから、この本の著者であるフリージャーナリストの上杉さんに興味を持ちました。
ハウツー物のようなタイトルですが、上杉隆さんの半生記です。
面白いので、あっという間に読んでしまいました。
「結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術」 上杉隆「結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術」 上杉隆
上杉さんの人生は、小さいときからまさに「サバイバル」でした。
父親から「15歳になったら家を出ろ」と言われて育ち、家では「勉強禁止」で、父親の麻雀の相手をさせられる日々。負ければお金を取られます。
そのため、学校で必死に勉強し、年齢を偽ってアルバイトをして学費を貯め、参考書は友達のお古を譲ってもらって、なんとか高校に進学。
反抗するヒマもグレるヒマもなく、生きるのに必死でした。今から見れば「児童虐待」でしょうが、こうした環境が、今の「上杉隆」を作ったのでしょう。

大学卒業後、NHKに入社。ほどなくして、代議士 鳩山邦夫の秘書になります。
ジャーナリストになりたかったので、辞表を出したのに、なかなか受け入れられなかったのは、上杉さんが優秀だったからでしょう。

その後、ジャーナリストになるべく、マスコミを回りましたが、政治家の秘書だったことで「イロがついている」と言われ、どこも不採用に。結局、ニューヨークタイムズの記者になりました。

とにかく、「何があっても生きていける人」という印象です。
本人も、成功や肩書きやお金にこだわらず「やりたいことをしていく」ポリシー。

私は、地震があってから、ツイッターなどを通して、メディアについていろいろと考えさせられてきました。

日本のマスメディアは、チェーンメールの問題などを槍玉に挙げて「ネットは信用できない」と批判しますが、新聞やテレビの情報が訂正されることは、ほとんどありません(^^;
上杉さんがいたニューヨークタイムズは、訂正記事が1ページくらいあることで、信頼が担保されているそうです。
また、日本のマスメディアの記事は、ほとんど無記名。責任の所在が曖昧です。

上杉さんは、「記者クラブ」は、閉鎖的で弊害が多いということで、「自由報道協会」を設立。マスコミ関係者だけではなく、一般にも開放し、ネットでも生中継しています。
私もネットで自由報道協会主催の記者会見を見ましたが、その模様が書かれた新聞記事を読むと、実際の自分の印象とかなり違う場合もあるので、ほかの記事も、かなり違って書かれているというようなことがあるのだろうな・・・・・と思った次第です。
[PR]
トラックバックURL : http://juneh.exblog.jp/tb/13849703
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by june_h | 2011-06-22 12:40 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)