「ウチダ式教育再生 街場の大学論」 内田樹 著 角川書店

内田先生の本でなければ、絶対、手に取らないタイトルの本です(笑)。

教育論なのに、どうしてこんなに笑っちゃうのでしょう(^^;
「ウチダ式教育再生 街場の大学論」 内田樹「ウチダ式教育再生 街場の大学論」 内田樹
例えば、
私は熱烈な愛国者であり、日本が住みよい国になって、日本国民がニコニコ幸福に暮らすことを切望する点において、私の愛国心を超える人間としては急に訊かれると村上龍くらいしか思いつかないくらいのパトリオットなのである。

で、なんか大笑いしちゃったし。
散々、身内(大学や教授)を批判したあと、
私の話に含まれている真実含有率はアイリッシュ・ウィスキーのアルコール含有率よりは少なく、ビールのアルコール含有率よりは高いです(メイビー)

なんて、オチャメな逃げ方をしていて・・・・・ほんとに学者さん?

でも、おっしゃっていることは、頷けますよ!

偏差値教育の弊害を挙げる方は多いのですが、内田先生は、偏差値は、同学年内の閉じた競争だから問題だとおっしゃっています。
他の年齢の学生と競うわけではないので、自分の学力を上げるより、足を引っ張った方がラク。しかも、大人達も、潜在的にそれを望んでいる。だって、生徒がバカなら、自分達の地位がおびやかされることがないのだから。
こうして、今の学生達は、ゆとり教育以外の要因でも、どんどん学力が落ちていくのです。

また、教育に「効率」とか「損得」を求めたら、えらいことになります。
「激安で超お得なグルメ」がもてはやされるように、最小努力で最大結果を求める風潮が強い昨今では、
「ボクは、何も知らないバカですが、東大生になりました!」
と自慢する学生が出てきたそうで・・・・・いやいや、そういう問題じゃないでしょう、と、内田先生は突っ込みます。

巻末の、文部科学省の官僚との対談が、先生が教授をなさっていた神戸女学院大学のパブリシティみたいになっているのは、ご愛嬌です(笑)。
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by june_h | 2011-06-26 12:35 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)