2011年 07月 29日
大英博物館古代ギリシャ展 究極の身体、完全なる美@国立西洋美術館
こうやって日本で企画展で観た方が、解説も充実しているので、違った見方がいろいろできるかもしれません。
今回、イヤホンガイドは、作品の背景にあるギリシャ神話の説明が充実していました。
でも、ギリシャ神話の主要な部分を説明すると、大体「ゼウスが浮気した」話になるのよね(^^;
それはともかく、当時の彫刻は、写実的で美しい!
例えば、大理石の裸体の『アフロディテ』像。
後ろ姿が悩ましい(*^_^*)
背中にかぶりつきたくなっちゃいます(笑)。
そして、この展覧会の目玉『円盤投げ(ディスコボロス)』。
この像を見ながら、一生懸命ポーズを真似している男性も(笑)。真似したくなっちゃいますよね。でも、レプリカなんだって(^^;
円盤投げは、古代オリンピックのアスリートの姿をモデルにしたものですが、当時のオリンピック選手は、全裸で競技していました。
2分間の当時の再現フィルムが上映されていましたが、徒競走とか、円盤投げとか、局部が映りこまないように、カメラワークに苦労しているのがよくわかります(^^;
興味深かったのは、「性と欲望」コーナー。
浮世絵の春画に負けず劣らず、大胆な作品ばかり。
興味深かったのは、ツクシのように地面からニョキニョキ生えている男性器に、女性が水を撒いているシュールな絵。
これに近い図版をインドの絵で見たことがありますが、日本でもそうだし、男根崇拝って、いつでもどこでもあるんですね。
この展覧会の入口に「性的な作品もありますが・・・・・云々」の断り書きがありましたが、誰か訴える人とかいるのでしょうか(^^;