「快楽でよみとく古典文学」 大塚ひかり 著 小学館

学校の日本史や古典の授業では決して教わらない『古事記』や『源氏物語』などの古典の、性愛に関する描写にスポットを当てた本。
「快楽でよみとく古典文学」 大塚ひかり「快楽でよみとく古典文学」 大塚ひかり
『源氏物語』に出てくる歌で、「戸」「宿」「山」「井」など、何かを容れるものは、女や女性器を暗示し、「月」のように何かに入ったり「傘」のように刺したりするものは、男や男性器を暗示するそうです。
教科書に載っている歌の解釈が変わりそうですね(^^;

以前、『古事記』を原文(万葉仮名じゃなくて漢字書き下し文だけど)で全部読めたのは、エッチな話が多くて面白かったからかも(^^;
例えば、ある女性が大便をしている時に、矢に化けた神様が彼女の女性器に刺さって女の子が生まれたとか。
神様や、やんごとない人達が、結構大胆なことをやっているから、驚いたのよね(^^;;;

面白かったのは、『古本説話集』に出てくる浮気物で有名な平中。
いつも携帯している壷に入った水で、顔を濡らし、女性に会うたびに「感涙」。そして、キスをする前に、口臭を消す香料を噛んで、女性のハートをつかんでいたそうな。
度重なる浮気に堪忍袋の緒が切れた奥さんは、ある日、壷に墨を入れ、香料をネズミの糞に変えたところ、旦那が顔を真っ黒にして、ゲーゲー吐きながら戻ってきたとか(笑)。

こういうの、学校で教えたら、もっと授業が面白くなると思うんですけどねぇ、と思う私は不道徳かな(^^;
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by june_h | 2011-08-17 12:12 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)