虚構の劇団 第7回公演「天使は瞳を閉じて」(役者編)

この戯曲、キャラクターがみんな魅力的なんです。
一見、明るそうでも、幸せそうでも、悪そうでも、皆それぞれ悩みを抱えていて。一生懸命あがいている。
お客さん一人一人、誰かしらの悩みに、共感できるのではないでしょうか。


■ケイ:大久保綾乃
どっかで見たことある衣装だな、と思ったら、私の持っているチュニックと同じでした(^^;
カブらなくて良かったです(笑)。
大久保さんは、鴻上さんの芝居に出て来る、トラウマたっぷりの役が合っていると思います。
上ずった早口の声でまくし立てられるセリフを聞くと、いかにも「感情を抑圧してるな」って感じちゃう。
今回も、「一見明るいけど、いつも死にたがっていて、それを誰かにわかって欲しい」ような役でした。相変わらず良かったです(^^)


■天使2・テンコ:大杉さほり
虚構の劇団の女性陣で、一番上手なのって、大杉さんかも。
今回のパンフの
「天使は瞳を閉じて、車庫入れ」
にシビれました(笑)。天使の絵もステキ。大杉さんの感性、私、好きだな。
大杉さんは、わりと元気な役が多いですが、もっといろんな役ができると思う。シリアスな大杉さんも見たいです(^^)


■天使1:小沢道成
道成くんが天使の役ってのは、予想通りです(笑)。そして、ピッタリでした。前回の天使役だった天野ひろゆきさんも、ブログで絶賛していましたよ!
下界の様子を報告するシーン、目がキラキラしていてステキでした♪人間達が愛おしくてたまらないかのよう。
そして、皆がバラバラになって、降りしきる羽根の中で大泣きするシーンは、渾身の演技でした。


■リナ:小野川晶
晶ちゃん、演技がスゴく良くなっていってます!
「サブちゃん、演技だって言ってよ!」
というシーン、特に良かったです。肩が小刻みに震えているのがよくわかりました。
晶ちゃんは、トラウマに翻弄される役が多いのですけど、むしろ、「トラウマなんてナンボのモンじゃい!」みたいな強さを感じます。ドスの効いたセリフにシビれます(^^;
ユタカのためにサブロウに抱かれに行くシーン、見ていて恥ずかしかったですけど(笑)、ああいうアクティブな役の方が合っているように思います。


■アキラ:杉浦一輝
今回、杉浦くんが初めてカッコいいと思いました(^^;
っていうか、杉浦くんは、元々イケメンなんですけどね。
透明の壁に、真正面から何度も挑み続けるアキラ、良かったですよ!


■ハルカ:高橋奈津季
奈津季ちゃん、今回は出番が少なくて残念だったですけど、今回が一番良かったです。
ことあるごとに「ワケありの女」的雰囲気、リナとの睨み合い、などなど。少ない出番で、存在感を出していました。
お得意のダンスソロも素晴らしかったです(^^)


■サブロウ:三上陽永
仕方なく神輿に乗せられ、祀り上げられる苦悩が出ていて良かったです。
三上くんは、元々、悪役が多かったですが、「仕方なく悪者になっている役」がいいのかも。
詰襟姿は、もしかして「The Winds of God」!?


■ユタカ:山崎雄介
山崎くんは、どんな役をやっても山崎くんなんです。
だから、主役に向いている気がします(うまく説明できないのですが)。
中村勘三郎みたいな感じ?


■電通太郎:渡辺芳博
私のブログに「渡辺芳博」でのアクセスが増えていたので、きっと良い演技をしていたのだろう、と思っていましたが、やっぱりそう!でしたね。
私が初めて旗揚げ公演で渡辺君を見たとき「『天使は瞳を閉じて』のマスター役が似合いそうだな」って思っていたのですけど、今回は大高さんがいるからしょうがなかったか(^^;
でも、電通太郎も良かったです。色気出てました。もっと腹黒かったら、言うことナシ!だったのですけどねー。「腹黒いけど芯はピュア」みたいな役、希望。


■マスター:大高洋夫
大高さん、見た目はオジサンですが(笑)、声が優しいから好き♪
20代の役者に混じって、一人だけ50代ですけど、違和感無いし、むしろ皆を温かく見守る「カナメ(要)」になって良かったと思います。マスターは、元天使で、全てわかっている役ですしね!
今回は、鴻上さんがロビーにいなかったのですが、大高さんがいらしたので、安心感がありました。
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by june_h | 2011-08-23 12:16 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)