2011年 08月 28日
「旅行者の朝食」 米原万里 著 文藝春秋
面白くって、ライト点けてニヤニヤしながら読んでいたので、キャビンアテンダントさんは、気味悪がっていたと思います(^^;
子供時代の思い出の味、ジャガイモがヨーロッパに根付くまで、食べ物にまつわる古今東西のジョークやウンチクなどが語られています。
この本のタイトル「旅行者の朝食」とは、ソビエト連邦時代のロシアで売られていたという激マズの缶詰めの名前。
市場原理もへったくれもない共産党政権下で黙々と作られ、食糧不足でも、あまりのマズさで売れずに、市場に山積みになっていたというシロモノ。
そんなにマズいマズい言われると、どんなものだか食べてみたくなります(^^;
それから、米原さんがチェコの学校にいたとき、同級生が持って来たという「ハルヴァ」というお菓子も気になります!
あまりの美味しさに、その後、何年も探し求め、大人になっても追究し続けたという。うーん、食べたい♪
ほんと、食べ物って、バカにできないと思います。
最後に、この本に載っていたロシアのことわざから。
飲んでも死ぬ、飲まなくても死ぬ、どうせいつかは死ぬ運命なら、飲まないのはもったいない
・・・・・いかにも酒飲みが言いそうな言葉ですね(^^;