2011年 10月 01日
スリランカ旅行記:ジャングルでヒルパニック
これから書くことは、スリランカの山奥のジャングルで起こったことで、スリランカ全部で起こることではありません。
また、似たような環境なら、どの国でも日本でも起こりうることです。
コーヒー畑を後にして、次の目的地に向かう道すがら、絵に描いたようなジャングルが、ひたすら広がっていました。
巨大な滝などの絶景を見つけると、バスを降りて、しばしの撮影タイムとなったわけです。
日本企業が建設中のダムもありました。
友達は、写真を撮るために、道から外れて、ジャングルの奥まで入って行きます。
「大丈夫なのかなぁ、あんな奥にまで入っちゃって・・・・・」
私は、友達の背中を眺めながらドキドキ。
そして、しばらく経ったときのことでした。
「ひゃああああぁぁああー」
突然、友達の悲鳴が聞こえて来ました。
「ヒルがああぁぁああー」
え?ヒル!?
気付けば私の足元にも、ピョコン、ピョコンと、2匹のヒルが這い回っています。
「・・・・・」
私は、叫ぶこともできず、頭の中は、真っ白。
叫ぶ友達をほったらかして(笑)、わき目も振らず、バスへ突進。
幸い、友達も私も、ヒルの被害は免れました。
ツアーの全員が揃った後、バスは走り出しましたが、そこからが本当の「地獄」でした。
「ああっ、腕についてる!」
「足に吸い付いて離れない。取れない、取れない、助けてぇ~」
ヒルは、バスの中にまで入って来ていたのです!一気にパニック状態になりました。
バスの中で、ヒルの被害者が続々と増えて行きます。
私も心配になり、足元や、自分のシャツの周りを確認しますが、見つかりませんでした。
・・・・・ああ、今すぐ、素っ裸になって、自分の体にヒルが付いていないか確認したい・・・・・。
ヒルがいないと確認できるまで、生きた心地もしません。
が、しかし。
「す、吸われてる・・・・・」
(つづく)