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スリランカ旅行記:紅茶はスリランカ名物にあらず!?

ジャングルを抜け、山の中にたびたび現れるのは、紅茶畑。
内陸部高地のヌワラエリヤは、紅茶の一大産地です。
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イギリスがスリランカを植民地にした後、南インドのタミル人をスリランカに連れて来て、紅茶を栽培させました。
シンハラ人は仏教徒ですが、タミル人はヒンドゥー教徒。
ほら、茶摘みの女性達は、ヒンドゥー教徒の証であるビンディを額に付けています。
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茶摘みの仕事は、一人1日数百円、1か月で数千円の賃金だそうです。
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スリランカに元々住んでいるシンハラ人は、紅茶作りに関わっていません。
なので、スリランカの紅茶は、中国人が日本で作ったものを「日本の名物」だとして売っているようなものなのかも(^^;

スリランカでは、タミル人が独立を求めたことで、つい最近まで内戦状態にありました。
でも、個人レベルでは、シンハラ人とタミル人は仲が良く、両者の婚姻もよくあるそうです。

問題は、民族同士を仲違いさせ、スリランカの資源を手に入れようとする周辺諸国や欧米各国にあるのかもしれません・・・・・なんてね。
by june_h | 2011-10-05 18:02 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)