「日本語教室」 井上ひさし 著 新潮社

井上ひさしさんによる2001年の上智大学での講義録。
「日本語教室」 井上ひさし「日本語教室」 井上ひさし
さすが博覧強記の井上ひさし。日本語の話をするのに、音声学、言語学、日本史に世界史、方言に社会学、世界情勢に・・・・・とにかく、多岐に渡っていて、「脱線」が楽し過ぎ!
大野晋とかチョムスキーとか、話の内容や進め方が、私の大学時代の中国語の先生に似ていたので、懐かしかったです(^^)

脚本家の井上さんは、演劇台詞を考えるにあたり、母音の響きにまでこだわっていらしたんですね!
井上ひさしの演劇のセリフって、綿密で、細部までこだわってることがよくわかって、セリフというより「呪文」みたいなんです(^^;
エンディングまで終わったら、なんか出てきそうな(^^;

読んでいて、つくづく思いました。
日本語の素晴らしい本が山ほどあって、日本語で高等教育が受けられて、日本語で仕事ができること。こうしたことは、世界的に見て、とても恵まれているのだということを。

(アメリカの)グローバリズムによって、今、言語がどんどん絶滅していっているそうな。
言語は道具ではなく、精神そのもの。精神を守るためには、言語を守らなければ・・・・・。

私達は、日本語を無意識に使っているけど、良いトコいっぱいあるって、井上さんのおかげで気付きました。

井上さんによると、米は、8種類の必須アミノ酸を全て含む唯一の「完全食」だそうで。
小麦やトウモロコシなんかは全然足りないんだそうです。
日本語と一緒に米も守ろう!なんちゃって。
[PR]
トラックバックURL : http://juneh.exblog.jp/tb/15114736
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by june_h | 2011-12-15 20:29 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)