「笑いの現場 ひょうきん族前夜からM-1まで」 ラサール石井 著 角川SSコミュニケーションズ

私の持っている「偏見」の中で、
「早稲田大学出身のタレントは理屈っぽい」
というものがあります(笑)。

タモリしかり、デーモン閣下しかり、鴻上尚史しかり、やくみつるしかり・・・・・そして、ラサール石井も。
けなしているわけではなく、博識ぶりと分析力がスゴい!
この本でも、ラサール石井が、自身の「コント赤信号」のことから、お笑い番組の歴史、芸人批評まで、鋭くえぐっています。

笑いの現場―ひょうきん族前夜からM‐1まで (角川SSC新書)

ラサール石井 / 角川SSコミュニケーションズ


彼が、他の評論家やお笑いオタクと違うのは、彼自身が芸人として、他の芸人やスタッフと共に、「お笑い」を作ってきたところ。
第一線の現場にいて、演者の気持ちもスタッフの気持ちもよくわかっているのですよね。

お笑い番組の歴史や、ビートたけし、明石家さんまについての評論は、わかりやすさと鋭い分析で、なるほどと思います。
私も「花王名人劇場」の時から、お笑い芸人さんが好きなので、いちいち懐かしかったです。
ザ・ぼんち、ゆーとぴあ、オール阪神・巨人・・・・・幼稚園に行っていた時、好きだったなあ。

ただ、ラサール石井自身のことは、あまり書かれていないような。
芸人として「君臨」するビートたけしや明石家さんまに対して、嫉妬を抱いたこともあったはず。
とても頭の良い人なので、自分の「立ち位置」が、すぐにわかったのでしょう。
彼自身の葛藤も知りたかったです。
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by june_h | 2012-06-19 12:36 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)