2012年 09月 02日
「目からハム シモネッタのイタリア人間喜劇」 田丸公美子 著 朝日新聞出版
通訳事情は、言語によって、いろいろ異なるようで。
イタリア語の場合、華やかで楽しそうです。ファッションブランドも多いし、イタリア人男性はカッコ良くて女性に優しいし(^^;
田丸さんは、ブランド主催のセレブパーティは、気を遣うから大変だと言います。でも、そんなときのイタリア人クライアントは「若くて美人の通訳を」とオーダーするので、自分が出る幕ではないとホッとするそうですが(^^;
それにしても、イタリア語って下ネタ多いんですね・・・・・。
ことわざや、公の言葉でも、元をたどれば・・・・・ってのが多くて、フェミニストが「セクハラ!」ってイチイチ言ってたら、会話ができないんじゃないでしょうか・・・・・いや、イタリアでは、セクハラしないのがセクハラになるとのこと(^^;
塩野七生さんの本を読んでいても、そんなこと、全然思いませんでしたけどねぇ・・・・・あ、でも、塩野七生の『ルネサンスの女たち』で、女城主のカテリーナ・スフォルツァが、敵に城を囲まれた時、敵兵に向かって
「大砲は、ゆっくり打ちなさい。さもないとキン○○がちぎれてしまいますよ」
と言ったと書いてあって(笑)。
私は、最初「お姫さまがこんなこと言うの!?」って信じられなかったんですけど、田丸さんのエッセイを読んで、案外ホントかも・・・・・と、思うようになりました(笑)。
あと、田丸さんの息子さん、頭がイイだけに、悪口の切れ味がハンパないです(^^;