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契丹 草原の王朝 美しき3人のプリンセス@東京芸術大学大学美術館

契丹(遼)は、10世紀に栄えた、今のモンゴルから北朝鮮北部にまたがる中央アジアの一大王国でした。
今は、中国の一部ですが、漢民族ではなく遊牧民族の王朝で、日本語と同じアルタイ語族だったんだそうです。
香港のキャセイ・パシフィック航空の「キャセイ」は、「大陸」という意味ですが、「契丹」が由来なんだとか。

今回やって来ている中で、目玉は、契丹の皇帝の孫娘、陳国公主の墓の埋葬品。

発掘当時の映像が公開されていましたが、黄金のマスクをかぶった遺体を埋め尽くすように、金銀宝石がザックザク!
インディー・ジョーンズがやって来そうです(^^;

面白かったのは、「白磁皮嚢壺」。
遊牧民族が使う皮袋を模した白磁です。これぞ、漢民族の文化との融合!

契丹は、女真族の金に滅ぼされ、契丹文字は、まだまだ未解読のまま。


P.S.
ちょうど中国に関係する展覧会だったので、尖閣諸島問題に絡めて書こうと思ったら、筆が全く進まず(^^;
そうこうしているうちに、展覧会は、終わってしまいました(^^;
by june_h | 2012-10-05 12:10 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(0)