2012年 11月 02日
千住博美術館@軽井沢の秋2012
せっかくなので、保養所の敷地を散歩しました。
あちこち栗やどんぐりが落ちています。
リスがそれを食べています。カワイイ♪
母は言いました。
「千住博美術館に行きたい!」
幸い、保養所からは、車で5分くらいの場所にありました。
日本画家の千住博さんは、バイオリニストの千住真理子さんのお兄さん。そして、作曲家の千住明さんは、弟さんです。
ご両親の教育がユニークで、3人が小さい時、壁でもなんでもどんどん落書きをさせていたというエピソードを思い出します。
とにかく、外観からユニークな建物だと思っていました。
中に入ると、もっと不思議。
美術館っぽくないです。
ぜひ、美術館のホームページでご確認ください!
順路は、ありません。
森の中を散歩するかのように、自由に歩いてください、と。
また、敷地の傾斜に合わせて、中が緩やかな坂になっています。
無理に平らにせず、自然に合わせています。
壁には、滝の絵をはじめ、千住明さんの絵が展示されています。
うまい具合に壁が柱の役割もしているのです。
まるで、森の中に滝が佇んでいるかのよう。
所々、美術館の中には、木が生えていて、筒状のガラス壁で包まれています。自然光も入るようになっています。
美術館の中にいながら、外の空間とつながっているのです。
自然光を取り入れるのは、美術館としては、かなりのチャレンジではないでしょうか。
太陽光で、絵が退色しますから。
絵に直射日光が当たらないように設計されてはいますけどね。
建築家の西沢立衛さんによる設計です。
とにかく、なんて贅沢な美術館なんだろうと思いました。
千住明さんの絵を飾るためだけに設計された美術館なんですから。
建物と絵と自然が一体となって、一つの世界観を作っているわけです。
この夏、軽井沢で楽しみにしていたことの一つ。 それは、昨秋オープンした軽井沢千住博美術館をたずねることでした。 周りを、見事なカラーリーフガーデンに囲まれて立つ美術館の斬新な建物は、 建築家西沢立衛氏によるものです。 土地の起伏を、そのまま生かした床のうねり。 全面ガラス張りの壁や、大きな吹き抜けの向こうには、 美しいグリーンも楽しめます。 まるで、林の中で絵画鑑賞しているかのような美術館です。 こちらでは、千住博画伯の作品のうち 初期のものから新しいものまでを、少しずつ見ら...... more
私からも・・・。
自然と一体感のある美術館ですので、私は夏の良いお天気の日にしか行っていませんが、春夏秋冬、雨の日雪の日、それぞれの様子を見てみたいものだなぁと思っています。