「生きている。それだけで素晴らしい遺伝子が教える「生命」の秘密」 村上和雄×阿部博幸 PHP研究所

映画「祈り」に出演されていた分子生物学者の村上和雄さんと、九段クリニック理事長で医師の阿部博幸さんとの対談です。

生きている。それだけで素晴らしい―遺伝子が教える「生命」の秘密

村上 和雄 / PHP研究所


人間の設計図であるヒトゲノムは30億対。1,000ページの本約3,000冊分の情報量なんだそう。
村上和雄さんは、あまりの膨大な情報量と、そこから生物が生み出される神秘に驚き、「この「文字」を書いたのは、一体誰なのか?」ということに、想いを馳せずにはいられなかったそうです。
村上さんは、この「作者」を「サムシング・グレート」と呼んでいます。

人間の遺伝子は、常にすべてがオンになっているわけではないそうです。
ネガティブ思考やストレスは、病気の遺伝子をオンにしてしまいます。
逆に、感謝の気持ちを持って、前向きに生きれば、不都合な遺伝子は、オンにならないということです。

阿部先生も、この考えに同意。
多くのガン患者に接してきた経験から、治癒率や生存率に大きく関わるのは
「患者が前向きであるかどうか」
だと言います。

私が好きな村上先生の言葉は「天に貯金する」。
村上先生のお祖母様が、とても信心深い方で、ことあるごとにこの言葉を口にしていたそうです。

人のために何かしたり、一生懸命努力しても結果が出なかったり。こうした「行い」が天の銀行に貯金されて、自分が困ったときに、「利息」がついて戻ってくるそうです。
しかも、この「貯金」は、自分だけではなく、他の人も使うことができる!ステキな考えです。

科学者は、ノーベル賞とか特許とか、名誉やお金を求める競争が激しいですが、根底に、自然や生命に対する畏敬の念がなければ、「科学者」とは言えないのではないでしょうか。
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by june_h | 2012-11-16 12:27 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)