「図解雑学 菜根譚」 松井光彦 三浦雅彦 著 ナツメ社

『菜根譚』とは、中国の明時代、洪自誠によって書かれた、儒教・道教・仏教を混ぜ混ぜしたハイブリット人生訓。
中国よりも、日本で流行った本で、江戸時代にベストセラーとなり、田中角栄や松下幸之助など、現代に至る政財界の重鎮にも愛読されました。

菜根譚 (図解雑学)

大野 出 / ナツメ社


この本にあるのは、乱暴にまとめるなら
「こだわらない、執着しない、原因は自分の内にある」
日本人には、親しみやすい考え方だと思います。

私が気に入ったのは、次の言葉。
富貴を浮雲とするの風有り。
而れども必ずしも岩棲穴処せず。
泉石を膏肓とするの癖無し。
而れども常にみずから酒に酔い詩に耽る。
競逐は人に聴するも、而も尽くは酔うを嫌わず。
恬淡は己に適うも、而も独りにては醒むるを誇らず。
此れ釈氏の所謂、法に纒ぜられず、空に纒ぜられず、身と心の両つながら自在なる者なり。

こんな風に生きられたら、カッコいいですね!
幻迹を以て言わば、功名富貴を論ずる無く、即ち肢体もまた委形に属す。
真境を以て言わば、父母兄弟を論ずる無く、即ち万物は皆我と一体なり。
人は能く看得て破り、認め得て真ならば、纔かに天下の負担に任うべく、また世間の韁鎖を脱すべし。

肉体は借り物。あの世に行けば、皆の魂は一つ。
老子って、霊能者だったのかしらん。
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Commented by oomimi_usako at 2013-01-18 23:00
あら~!菜根譚、別の御本で読みましたが、
ブログにどう書こうかと悩んでいるうちにだいぶ日が過ぎてしまいました・・・。
きっと、若い人はフーンと思い、老境の身だとその通り!などと思いそうだ・・・と感じました。
もう一回読み直してちゃんとブログに書くことにいたします。
Commented by june_h at 2013-01-20 10:20
>usakoさま
usakoさまもお読みになったんですね!
気づけば、菜根譚の関連本は、たくさん出版されていますね。
厳しい世の中ですから、今の若い人でも、受け入れられるかもしれません。
ブログ記事、楽しみにしております♪
by june_h | 2013-01-18 12:02 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)