「ダライ・ラマ法王に池上彰さんと「生きる意味」について聞いてみよう」 講談社

2010年に横浜で開かれた、ダライラマ法王と大学生との対話集です。

私は、今まで何度かダライラマ関連の著書にチャレンジしたことがありますが、挫折してばかりで(笑)。
この本は、簡単なので読了できました(笑)。

ダライ・ラマ法王に池上彰さんと「生きる意味」について聞いてみよう

ダライ・ラマ14世 / 講談社


全体的に、ダライラマ法王は、慎重に言葉を選んで話をされている印象です。
それは、中国政府について言及する場合に限りません。ご自分の言葉の影響力を考慮してのことと思います。

印象的だったのは、ダライラマ法王の食事のこと。

「食事はどんなものを召し上がっていますか?」という質問に
「肉も食べます」
とのこと。

チベットは、気候が厳しく、穀物や野菜があまり育たない場所であるため、牧畜による肉食が伝統的にあります。
法王は、過去、菜食にしたことがあったそうですが、胆嚢が悪くなったため、西洋医学の医師やチベット医と相談して、元の食事に戻したとか。

仏教では、菜食がよく言われていますが、これは、お釈迦様が亡くなった後の経典に書かれていること。
お釈迦様ご自身は、托鉢でのいただき物は、肉に関わらずなんでも食べていたそうです。
「私はベジタリアンなので肉は要りません」
って、托鉢で断るのも、おかしな話ですものね(^^;

それから、イギリスの亡きエリザベス皇太后とのエピソードが興味深かったです。
1世紀以上を生きてきた皇太后ですが、法王の
「世の中は良くなりましたか?」
との問いに、キッパリと
「良くなりました」
とお答えになったそうです。
昔は、人権意識もありませんでしたし、選択の自由もなかったからだったとか。
どんな時代でも社会でもコミュニティでも、良し悪しあると思いますので、あまり悲観的にならなくてもイイのかも。

最後に、チベットの歴史が簡単にまとめられています。
[PR]
トラックバックURL : http://juneh.exblog.jp/tb/17841838
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by june_h | 2013-02-16 20:23 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)