「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?」 高野誠鮮 著 講談社

何度もメディアに取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

石川県羽咋(はくい)市神子原(みこはら)地区。
東京で放送作家をしていた高野さんは、実家の寺を継ぐべく、故郷の羽咋市に戻って来ました。
とりあえず働こうと決め、羽くい市の臨時職員に。
たった6万円の月給で、過疎に悩む羽咋市の町起こしに取り組むことになりました。

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

高野 誠鮮 / 講談社


UFOで観光客を呼び込もうとした作戦は、大当たり!
しかし、上司と折り合いが悪くなり、農業部門に「左遷」されてしまいます。

農業が主体の羽咋市の神子原地区は、高齢化・過疎化が進み、限界集落になっていました。
この地域の平均年収は、わずか80万円余り。農業で生活できないのでは、人が減るばかり。
そこで、神子原米のブランド化に取り組むことに。
確保した予算は、年60万円。
さあ、どうする!?

高野さんが、おおいに活用したのは「ガイアツ」の力。
国内のメディアに取り上げられても、扱いが小さいので、まず、海外メディアに取り上げられるように、英語で各国メディアにアピール。すると、イギリス領事館員が棚田オーナーになってくれました。
これをきっかけに、多くの国内メディアが報道。神子原米は、高値で飛ぶように売れ、ローマ法王の献上米につながっていくのです。

農業をしたい若者も定住するようになり、限界集落からついに脱出!
こう書くと、トントン拍子に進んだように見えますが、大変な苦労があったようです。

新しいことをすると、必ず、反対する人が出ます。
また、口では、賛成していても、自分がリスクを取るとなると、嫌がります。
高野さんは、「まずは、やってみましょう」と、農家の人達や役所を粘り強く説得しました。

高野さんは、更に、米の無農薬栽培にも挑戦。
無農薬栽培の「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんを招いて指導を仰ぎました。
「これならTPPに勝てる!」と、高野さんは、自信を覗かせています。

全国の農家が、こんなふうに活性化したら、TPPにも勝てますね!
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by june_h | 2013-03-03 20:17 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)