「仏教ではこう考える」 釈徹宗 著 学習研究社

京都新聞に連載されていた、浄土真宗の僧侶、釈徹宗さんによる人生相談をまとめた本です。

仏教ではこう考える (学研新書)

釈 徹宗 / 学習研究社


「人生相談」というと、「夫の浮気で悩んでます」とか「息子の借金で困ってます」みたいな、生活に直結するような質問をよく見かけますが、この本には、

「仏教では、平等を説いているのに、寺や僧侶に階級があるのは、なぜですか?」
という、お坊さんの喉元にナイフを突き付けるような質問があったり(笑)、

「この世は、無ですか?有ですか?」
という、誰も答えられないんじゃね?みたいな質問もあったり(^^;
京都という土地柄なのか、宗教的にレベルが高い質問ばかり。

中には、
「浄土真宗では、般若心経を唱えないのはなぜですか?」
のような、仏教について、よくわかっているような質問もありました。
釈先生を妬んだ「同業者」が、
「この若僧が、どこまでデキるか試してやろう」
として、わざと送って来たんじゃないかと、勘ぐってしまいます(^^;

釈先生に好感が持てるのは、自分の知識を自説であるかのように語るのではなく、
「仏教の××では、こう言っている」
のように、引用元を明らかにされる所ですね。

しかし、「霊が見える」「霊が取りついて困る」のような相談には、徹底的に科学的根拠に基づいて答えています。
これは、釈先生が、職業柄、霊感商法や新興宗教の勧誘などでトラブっている人によく会うためです。このことには、大変、憤っていらっしゃいました。

こうして、いろんな人の相談に乗っている釈先生ですが、本当は、「私のことは、放っておいてください。あなたにも関わりませんから」というタイプなんだそうです。
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by june_h | 2013-03-08 12:14 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)