2013年 05月 03日
北斎と暁斎 奇想の漫画@太田記念美術館
駅からそんなに遠くないはずなのに、とんでもない混雑で先に進めず(^^;
美術館自体は、空いていたから、良かったんですけどね。
入ってすぐに、私が好きな暁斎の『美人観蛙戯図』がありまして。
この絵に出会えただけでも、人混みをかきわけて来た甲斐があったというものです(^^)
女性の顔は、ただの肌色ではなく、額と鼻筋が、うっすら白かったです。今のメイクのポイントと同じ!?
やっぱりスゴいと思うのは、暁斎の下絵です。
人物を描く時、身体を描いて、その上に服を着せています。
有名な古代ローマの『ラオコーン像』を、解剖学的に分析している絵もありました。
「日本のレオナルド・ダ・ビンチ」
と、呼んであげましょう(^^)
『北斎漫画』も好きです。
いろんなポーズの鶴が描かれたページ。
よく見ると、全部一筆書き(^^;
さすがです!
『暁斎漫画』もあるんですね。
いろんなポーズの骸骨の絵がいっぱい(^^;
西洋画の骸骨の絵は、「ペスト」とか「メメントモリ」とか「死の舞踏」とか、死の恐怖を連想させますが、暁斎の骸骨は、楽しそう♪
百鬼夜行のような絵も、面白くて、ずっと見ていられるます。
水木しげるは、この絵を見たことがあるのではないでしょうか。
ぬらりひょんみたいな妖怪を見つけました(^^;
会期の後半は、作品がほとんど入れ替わるようです。
もう一回、行かなくちゃ!