「荒天の武学」 内田樹×光岡英稔 集英社

内田樹先生と、武道家の光岡英稔さんの対談です。

荒天の武学 (集英社新書)

内田 樹 / 集英社


のっけから、世界中のいろんな武道の名前がバカスカ出てきて。
雑誌「月刊 秘伝」みたいに、話が難しかったらどうしようと思いましたが、表面上は、わかりやすくて良かったです。
身体感覚なんかの深い部分は、さすがにわからなかったのですが(^^;

武道家だからって、実際の危機的状況に対応できるかと言うと、そういうわけではない。
素手で、1対1で戦えば、強いかもしれないけど、相手は、大人数で、ナイフや銃を突き付けて襲ってくるかもしれない。
それぞれの武道は、それぞれの「約束事」の上で、勝敗や優劣を決めているのです。

光岡さんは、日本・アメリカ・中国で、様々な武道家と会ってきて、この本にも、その武道家の写真が何人か記載されています。
実際に、(正当防衛で)人をあやめてしまったという、暗く鋭い目をした武道家の写真を見て
「本当に強い武道家なんてメディアに出せないんだから。危なっかしくて。雑誌に載ってるのは、口ばっかしのヤツだよ」
という、中国拳法をやっている知り合いの言葉を思い出しました(^^;

身体感覚から、世界情勢まで、多岐に渡る対談ですが、光岡さんの語りをもう少し聞きたかったですね。
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by june_h | 2013-05-04 10:12 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)