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【映画:ネタバレあり】火天の城【戦国時代 安土城建設のプロジェクトX】

織田信長が建てた安土城。タイムマシンがあるなら、戦国時代へ行って、今は無いこの城を見たいと思う人は、たくさんいるでしょう。
これは、安土城を建てた建築家と、名もない大工さん達の映画です。

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最初のヤマ場は、設計者3人によるコンペティション。
3人それぞれ、安土城の完成イメージ模型を、信長の前で披露します。

3人のうち2人は、クライアントの信長が要望していた吹き抜け構造の城を設計。
ところが、残り1人の岡部又右衛門の設計は、吹き抜け構造ではなかったのです。
激怒する信長の前で、又右衛門は、3つの模型に火を点けます。

すると、吹き抜け構造の城は、すぐに燃えてしまいました。

殿のお命に関わるので、吹き抜けには絶対できない・・・・・これを実際に証明して見せた又右衛門のプレゼンテーションが勝利しました。

しかし、これからが本当の苦労。

城を支える大木を求めて、敵方の武田領内に入ったり。
建築現場で事故が起こったり。
台風で崩れそうになったり。

又右衛門の熱意と信念、又右衛門を信頼する一門の人間達の努力によって、こうした困難を乗り越え、安土城は、壮大な姿を見せます。
「戦国時代のプロジェクトX」
です。

ただ、私が思うに、ムダにハプニング起こり過ぎな気が(^^;
面白くするためだと思いますが、そこまでコネクリ回さなくても・・・・・どうせこだわるなら、建築の専門的なところを突っ込んで欲しかったな。
最初の3人のプレゼンテーションが面白かっただけに、後の展開がもったいない。

そして、又右衛門役の西田敏行は、どんな役でも「西田敏行」ですね。
きっと、役になりきるというより、彼のキャラクターが求められているんだなあ・・・・・。
by june_h | 2013-06-07 12:30 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)