「東京奇譚集」より「偶然の旅人」 村上春樹 著 新潮社

恥ずかしながら、村上春樹のフィクションを読んだのは初めてです。
とはいえ、短編なのですけど。

東京奇譚集

村上 春樹 / 新潮社


なぜ、読んだのかというと、先日の「古くやさしい魔法の生き方」ワークショップの課題図書だったから。

私、自分から読みたいと思った本は、どんどこ読めるんですが、人から強制されて読むのはムリ(^^;
で、今回、どうやって読もうか、どうやったら読めるかって考えました。

結論は、
「ストーリーがわからなくてもイイから、わかる「単語」とだけでも、つながれればいいんじゃないかな」

そんなわけで、頑張って読みました(^^;

そうしたら
「フランシス・プーランクはゲイだった」
と書いてあって。
あー、そうだったんだ。
プーランクのミサ曲、好きだったな。不協和音が気持ち良くて。
ピアノの曲も弾いたな・・・・・って、ちょっと興味がわきました。

一応、解説すると、ゲイのピアノの調理師が一人の女性に出会い、「不思議な」体験をするストーリー。
乳癌だった彼女を見ていて、自分の姉を思い出した彼は、何年も会っていない姉に連絡したところ、その姉も乳癌だったことが発覚。
いわゆるシンクロニシティってやつです。

こういうことって、私にはよくあります。
一番、顕著なのは、亡くなった友達に絡んだこと。

何年か前に、Iちゃんという友達が亡くなって、その後、いろいろ辛いことがあって、思わず
「Iちゃん、私、もうダメかも・・・・・」
と、呟いたら、携帯が鳴って。
信じられないことに、Iちゃんからのメールでした。

実際は、Iちゃんのお母さんからのメールだったのですが、
「ステキな詩を見つけたので送ります」
と、書かれていました。

内容は
「辛いことがたくさんありましたが、こうした経験があったからこそ、今の自分があるのです」
というようなものでした。
まるで、その時の私の問いかけに応えてくれたかのようなメールでした。

Iちゃんのお母さんとは、それまで、事務的な連絡メールのみで、こんなメールは、後にも先にも、この1回のみ。
私は今でも、Iちゃんからのメッセージだったのだと信じています。

「東京奇譚集」には、ほかにもいくつか短編が収録されていますが、不思議なシンクロニシティにあふれた物語ばかり・・・・・のはずです(笑)。
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by june_h | 2013-07-25 12:13 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)