「オカルト 現れるモノ 隠れるモノ 見たいモノ」 森達也 著 角川書店

著者の森達也が、超能力者、霊能者、UFO研究者などを取材して、「オカルト」に迫った本。

オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ

森 達也 / 角川書店(角川グループパブリッシング)


オカルトの分野について議論すると「信じるVS信じない」「存在するVS存在しない」の水掛け論に陥りがち。
しかし、著者のスタンスは、どちらでもない。
「頭ごなしに否定するのはおかしいし、闇雲になんでも信じるのも違う。しかし、不可解な現象は、確実に存在する・・・・・」

難しいのは、こうした現象が、いつも同じ条件で起こるわけではないし、一人一人違っていたりすること。

サブタイトルの「現れるモノ 隠れるモノ 見たいモノ」が示すように、こうした現象を記録したり実験したりしようとすると、とたんに消えたり。視線を外すと再び現れたり。
「科学的に解明するのは難しい」とは、昔からよく言われていることだ。

各研究者との対話は、なるべく解釈を加えないように配慮されているし、不可解な現象が起きても、発生する際のいろいろな可能性を挙げるようにしている。
また、実験が失敗した場合も成功した場合も記載している。

取材対象として、スプーン曲げで有名になった清田益章や、メンタリストのDaiGoも。
そういえば、DaiGoの自宅がテレビ番組で紹介されたとき、彼の部屋に、この本が置いてあった。

私も、著者の言うように、見えない何かは、確実に存在するけど、全部が全部、そうではないと思う。
その中には
「不思議な何かであって欲しい」
と願うこともあると思う。
それが、例え、何かの錯覚であっても、願うことで自分の何かが変わることもあるから。
だから、「オカルト」と呼ばれるものとは、上手に付き合っていきたい。
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by june_h | 2013-08-18 12:20 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)