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【映画】スティーブ・ジョブズ

アップルコンピュータ創業者スティーブ・ジョブズの半生を描いた映画。

大学を退学したり、世界を放浪したり、ヒッピーのような生活をしていたジョブズは、帰宅後、自宅のガレージで起業します。

彼の真っ直ぐな瞳と、彼が描くビジョンに惹かれて、次々とガレージに集まる個性的な人々。
同じヒッピー仲間とか、ハーレーに乗ったイカツい技術屋のオッサンとか。
まるで、『里見八犬伝』の八犬士のようで(笑)、見ていてワクワクしました(^^)
やがて、この初期メンバーが核となって、アップルコンピュータは、どんどん規模が拡大していきます。

会社が大きくなるにつれ、バックに流れる音楽が70年代から80年代へ。
ジョブズの身なりも、だんだん清潔になっていきます(^^;
猫背でノソノソ歩く姿は、ずっと変わらないのですけどね(笑)。

同時に描かれるのは、独善的な彼の性格。
すぐに激昂して怒鳴り散らしたり、反対者や無能な人間を容赦なく解雇したり。
私生活でも、妊娠した女性を捨てたり。

ジョブズは、生まれてすぐに養子に出され、養父母に育てられました。
こうした幼少期の経験が、彼の性格形成に大きく影響していたのかもしれません。

後半は、取締役会との対決など、社内の政治的な問題が主。
開発に資金と時間を惜しまないことなどから、ジョブズは会社を追い出されてしまいます。
しかし、ジョブズが去った後のアップルコンピュータの業績は下げ止まらず、彼は再びカムバックすることに。
今度は、自分を追い出した役員達を追い出しました。

こうした争いがなければ、アップルは、革新的な製品を、もっとたくさん世に送り出していたかもしれません。
良いか悪いか分かりませんが、彼のクリエイティビティを中心に押し進めたかったら、株式公開しない方が良かったのかもなあ・・・・・と、チラッと思ったり。

アップルのGUIを真似たビル・ゲイツとマイクロソフトをどう描くか!?ということにも注目していましたが、案の定、怒ってましたね(^^;
電話口で、ビル・ゲイツに直接メチャメチャ怒鳴っていました(笑)。

もし、ビル・ゲイツが亡くなったら、ジョブズのように映画化されるんでしょうか。
そして、もし映画化された場合、ジョブズはどのように描かれるのでしょうか・・・・・。
by june_h | 2013-11-12 12:26 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)