2014年 01月 11日
「自然を生きる」玄侑宗久/釈徹宗 東京書籍
ちなみに、タイトルは「じねんをいきる」と読みます。
釈先生、AVの監督と対談したことがあったらしく、
「日本のAVは世界一。ありとあらゆる欲望に対応しているから。たとえ中国に脅されたとしても、AVの輸出を止めれば、中国は、あっという間に困るでしょう」
だそうな(^^;
玄侑さんも
「どうして日本人は「いく」というのでしょう。英語も中国語も「来る」なのに。「往生」と関係あるのでは?」
・・・・・お坊さん二人が、一体何の話をしているんでしょう(^^;
釈先生は、浄土真宗のお坊さんなのに、
親鸞さんが現代にいたら友達にならないと思うんです。苦悩ぶりがすごいでしょ(笑)。とミもフタもないことを仰っていて、電車の中で大笑いしそうになりました(^^;
確かに、求道者とか宗教者とか哲学者とか、素晴らしい方々とは思うのですが、友達や家族や恋人だったらめんどくさそうです(笑)。
・・・・・こんな話ばかりではなくて、神道における道教の影響とか、仏教の東西の違いとか、ちゃんとマジメな話もしています。
あと、なんでも効率と便利さとグローバリズムを追う現在、敢えて閉じて不便さを共有することが大切なのでは、という話が印象的でした。