「古典夜話 けり子とかも子の対談集」 白洲正子×円地文子 新潮社

随筆家の白洲正子さんと作家の円地文子さんによる対談集。
中身自体は、1975年に刊行されたものです。

古典夜話: けり子とかも子の対談集 (新潮文庫)

円地 文子,白洲 正子/新潮社

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白洲さんといえば能、円地さんといえば源氏物語ということで、能と源氏物語が対談の中心。
お二人とも、まるでお茶漬けでも食べるかのように、当たり前のように自然に古典の知識がペチャペチャ出てくるのでスゴい!

ただ、源氏物語を肴にした対談としては、丸谷才一×大野晋の『光る源氏の物語』の方が面白いです。

光る源氏の物語〈上〉 (中公文庫)

大野 晋,丸谷 才一/中央公論社

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私、ちっちゃい時からずっと疑問に思っていたことがあって。
奈良時代の織姫様みたいな中国風の服装から、平安時代の十二単に変わる「過渡期」ってどんなだったんだろう?って。
あまりにも変わり過ぎでしょう・・・・・・。
円地さんによると、桓武朝から仁明朝までの数十年の期間の資料が残ってないから分からないんだそうです・・・・・やっぱりそうなのか(^^;

あと、髪の毛を垂らしていた戦国時代から、髪を結うようになった江戸時代の過渡期も。
いつから大奥では、髪を結うようになったんだろう?

能と源氏物語の話の合間に、歌舞伎の話もなさっています。
「この前亡くなった団十郎」
というのは、今の海老蔵のお祖父さん(十一世団十郎)のことでしょう。
円地さんは、歌右衛門主役の源氏物語の芝居を書いたそうで。
当時の役者評をお二人が話しているんですけど、結構辛口(^^;
ちなみに、この本の解説は、坂東玉三郎が書いています。

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by june_h | 2014-01-27 12:12 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)