【映画:ネタバレあり】大統領の執事の涙

アイゼンハワーからレーガンまで、8期7人のアメリカ大統領に仕えた黒人執事の物語。

綿花農場で黒人奴隷として小さい時から働いていたセシル。
雇い主の白人に、父親は射殺され、母親はレイプされて廃人に。
こんな所はイヤだと、農場を飛び出したセシルは、ホテルのバーテンダーになりました。
やがて、働きぶりを買われて、ホワイトハウスの執事にスカウトされます。

セシルは、当時の黒人としては裕福な暮らしをして、二人の息子を「綿花畑で働かせたくない」と、大学に通わせます。
しかし、長男のルイスは、「白人に雇われている」セシルに反発。
黒人の権利を求める公民権運動にのめりこんでいきます。
父子は断絶状態に。

セシルとルイス、二人の生活の「落差」がスゴい。

ホワイトハウスで、一流のモノや人に囲まれ、歴代の大統領から家族のように扱われるセシルと。
街中で四六時中差別を受け、白人にリンチされた挙げ句、何度も投獄されるルイスと。

大統領の執務室では、黒人の暴動を抑えるための政策が練られ、公民権運動家のアジトでは、キング牧師やマルコムXのことが語られている・・・・・。

セシルとルイスの人生をたどることで、戦後アメリカの黒人の歴史を、上層部と下層部両方から見られるようになっています(ルイスは架空の人物です)。
黒人版の『フォレスト・ガンプ』のような印象でした。

そして、公民権運動は、黒人大統領誕生として最終的に結実するわけで。
なんだかラストは、オバマ大統領の宣伝みたいになってますけど(笑)、これこそ、虐げられてきた黒人達の悲願の一つであったことは間違いありません。

執事を辞めて隠居していたセシルは、ホワイトハウスに招かれ、オバマ大統領に面会。
息子とも和解してメデタシメデタシ。

セシルの奥さんが大変だったですよ。
旦那は仕事が忙しくて家になかなか帰って来ないし。
長男は家出しちゃうし。
次男はベトナム戦争で戦死しちゃうし。
酒に走る気持ちもわかります(^^;

この映画には、有名人が多く出演しています。

例えば、セシルの母親は、マライア・キャリー。
後で知ってビックリ!全然気づかなかった・・・・・。

アイゼンハワーは、ロビン・ウィリアムズ。
特殊メイクをしていますが、目元と表情は完全にロビン(^^;

セシルの同僚の一人は、レニー・クラヴィッツ。
ミュージシャンだけでなくて、俳優までやっているとは!
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by june_h | 2014-02-26 12:32 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)