「能はこんなに面白い!」 観世清和×内田樹 小学館

Eテレで以前、お二人の対談番組があって、興味深く拝見しました。

能はこんなに面白い!

内田 樹 / 小学館


内田先生が能に出会ったきっかけは、大学で教鞭を取っていた時、学生に誘われたからだそうです。
最初は、見ていて眠ってしまったとか(^o^;
でも、能の体の使い方が、武道に通じるものがあると気づいてからは、面白さがわかって、稽古に通うようになったそうです。

観世流家元の観世清和(現在は観世清河寿)さんが、対談相手に内田先生を指名したのは、内田先生が能を「見る」側ではなく「する」側の人間であったことと、能に対する理解が深いことからでしょう。

観世家には、代々の家訓がいくつかあるそうです。

一つは、政治に近づいてはいけないということ。
能を大成した世阿弥が、流刑に遭ったからですが、いまだに原因不明なんだそうです。

それから、稽古の時に、鏡を見ないこと。
視覚に頼った身体の使い方をしないためなんだとか。

あと、お二人の共通認識として
「世阿弥はイイ人」
だということ。

世阿弥は、我の強いアーティストではなく、パトロンである足利義満をはじめとした武士達の満足するものを創っていった結果、能を洗練することができたのだと。
そんな世阿弥のキャラクターがよく表れているのが「山姥」。
能の山姥は、鬼女でありながら優しいんです。
気配りのできる気持ちの細やかなキャラクターです。

内田先生のおかげで、能に対していろいろ知識が増えつつあるのですが、マトモに観たことは、ほぼ無いに等しい私(^^;
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by june_h | 2014-03-31 12:08 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)