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【映画】大奥(仲間由紀恵主演)

大奥モノは、ついつい見てしまいます(^^;
やっぱり、舞台が豪華絢爛だからかな。

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今回は、江戸時代最大の大奥スキャンダル「絵島生島事件」がベースのストーリー展開。
七代将軍 家継の時代、大奥は、六代将軍家宣の正室 天英院派と、七代将軍 家継の生母 月光院派の勢力争いで、真っ二つに割れていました。
主役の仲間由紀恵演じるのが、月光院派の御年寄の絵島。
彼女と、歌舞伎役者の生島新五郎が恋に落ち、大スキャンダルに発展していきます。

絵島は、わりとボンヤリしているいじめられっ子なキャラ設定。
でも、大奥でバン張ってる(←死語・・・・・)絵島が、こんなに危なっかしいわけ絶対無いのですが(笑)。
まあ、主人公が底意地悪かったら、感情移入しにくいですからね(^^;
日頃、仕事で上司にイビられているOLが、感情移入しやすいようなキャラ設定なのではないでしょうか。

私が興味あったのは、生島新五郎と、彼が所属していた山村座のこと。

小山観翁さんの本によると、絵島が興味を持っていたのは、生島新五郎ではなく、二代目市川團十郎だったんだとか。
團十郎は、深入りするとヤバいと思って、絵島に新五郎を紹介したらしい。

事件が発覚した時、新五郎と一緒に團十郎も取り調べという名の拷問を受けたけど、絶対に口を割らなかった。
そのおかげで、山村座は潰されたものの、歌舞伎自体は守られたので、市川團十郎家を一番格式の高い家として敬うこととなり、今に至るのだった。チャンチャン。

映画には、山村座の芝居風景が描かれています。
定式幕の色が、中村座と同じ色だったのですが、これは史実通りなのでしょうか!?

そして、生島新五郎の屋号は「三浦屋」だったのですね。
今は聞かない屋号ですね。

クライマックスで、絵島と新五郎が結ばれるシーン。
絵島が新五郎の名を呼ぶように、新五郎にも絵島の本名を呼ばせて欲しかったです。

結局、最後は、感動している自分がいました(^^;
by june_h | 2014-06-02 10:37 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)