「変わるエジプト、変わらないエジプト」 師岡カリーマ・エルサムニー 著 白水社

NHKの『アラビア語会話』で、初めてカリーマさんを拝見した時、
「なぁんて美しい女性なんだあっっ!」
と一目惚れ♪
そんなカリーマさんのエッセイなら、読まずにはいられないっ!

変わるエジプト、変わらないエジプト

師岡 カリーマ エルサムニー / 白水社


カリーマさんの母親は日本人、父親はエジプト人。
東京生まれですが、中学から大学まで、エジプトで育ちました。

日本とエジプトの間で、彼女のアイデンティティがどのように形成されていったかという内面については、あまり語られていないのですが、エジプト人であるという誇りと、祖国に対する愛は、十二分に伝わってきました。

この本では、エジプトやアラブ社会での料理や芸能などの大衆文化が紹介されていますが、私には馴染みの無いものばかり。
日本で言う「国際化」や「グローバル化」という単語は「欧米化」とか「アメリカナイズ」と同義。
イスラム圏の情報は、ほとんど入ってこない。
大学でアラビア語を勉強していた時も、イスラム圏に対する生徒達の無知と偏見っぷりに、チュニジア人の先生は、いつも怒っていました(^^;

でも、今は、インターネットで気軽に欲しい情報が手に入ります。
この本の巻末に、本文で紹介されているオリエンタルダンスやアーティストなどのサイトが紹介されています。
エジプトで起こった革命も、インターネットが大きな役割を果たしたんですよね。
下記の白水社のHPで、この本で紹介されている動画がまとめられています。

http://www.hakusuisha.co.jp/topics/08325/index.php

欲を言えば、紹介されている詩や固有名詞に、アラビア語表記を付けて欲しかったのですが(正確な発音がわからないので)、縦書きのエッセイでは、望むべくもなし(^^;
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by june_h | 2014-06-26 12:27 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)